元TBSアナウンサーの宇垣美里さん。大のアニメ好きで知られていますが、映画愛が深い一面も。


唐突に15年の結婚生活が終わってしまった妻(松たか子)でしたが、そこで突然のタイムトラベル! 若き日の夫に出会い、もう一度彼に恋をします。その先に待っていたのは……。
ドラマ『カルテット』や映画『花束みたいな恋をした』など数多くの名作脚本を手がけ、『怪物』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した坂元裕二脚本を、『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』の塚原あゆ子が監督したラブストーリーを宇垣さんはどのように見たのでしょうか?
(以下、宇垣美里さんの寄稿です。)
◆かけがえのなさに注がれる尊い日々

関係の冷え切っていた夫・駈を電車事故で亡くしたカンナ。自分と生きていくことよりも、見ず知らずの他人を助けることを選んで死んでしまった夫にモヤモヤとした気持ちを抱えていた彼女は、ひょんなことから15年前にタイムトラベルする術を知り、そこで自分に出会う前の若かりし頃の夫と遭遇する。
