「銀行員」の年収はどのくらい? 窓口が「15時」に閉まった後の「業務内容」についても解説
銀行の窓口は一般的に15時に閉まりますが、行員の業務はそれで終わりではありません。むしろ、15時以降は日中の取引を締めくくり、翌日の営業に備えるための重要な業務が山積みとなっているようです。そこでこの記事では、15時以降の銀行員の業務内容と、気になる年収について詳しく解説します。

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銀行員の15時以降の業務

銀行の窓口業務は、一般的に15時で終了しますが、銀行員の仕事はそこからが本番といえるでしょう。1日の取引を締めくくり、翌日の営業に備えるための重要な業務が数多くあります。
 
日中の取引で発生した伝票や現金の確認・整理は、銀行業務の根幹を成す重要な作業だとされています。顧客から預かった現金とシステム上の記録が一致するまで、銀行員は慎重に作業を進め、1円単位のズレも許されることはないようです。
 
ATMの入出金データとの照合や、小切手、手形の処理、税金や公共料金の送金手続きなども行います。
 
翌日の営業開始に向けた準備も欠かせません。窓口で必要な現金の補充、書類の整理、システムのメンテナンスなど、銀行員は細かな作業を一つ一つ丁寧にこなすことが重要です。
 

多様な銀行業務

銀行業務は、窓口業務や15時以降の締め作業以外にも多岐にわたります。顧客から預かった預金の運用も重要な役割で、国債や社債、債券、株式への投資を通じて収益を確保します。近年の低金利時代において、市場動向を分析し最適な投資戦略を立てる高度な専門知識が求められるでしょう。
 
顧客の資産運用や資金調達に関する相談業務も重要な仕事の一つであるようです。住宅ローンや事業融資など、顧客のニーズに合わせた金融商品や融資プランを提案し、経済活動をサポートします。そのため、深い知識と高いコミュニケーション能力が求められる可能性があります。
 
銀行の円滑な運営には、人事や企画、広報、総務などの部門の力も不可欠だと考えられます。行員採用や研修、戦略立案、広報活動、社内環境整備など、それぞれの専門性を生かし銀行の成長を支えているといえるでしょう。
 

銀行員の年収はどのくらい?