「夕飯の残り」を「翌日の弁当」に回すのは一般的? 24時間内に同じメニューを2食でも「栄養面」は問題ない?
朝のお弁当作りを楽にしたり節約したりする目的で、前日の夕食の残りを活用する方もいるでしょう。しかし、2日間連続で同じものを食べることで、栄養面が気になる方もいるようです。   前日の残りをお弁当に入れても栄養面は問題ないと考えられますが、衛生面に気をつけた方がよい可能性があります。   この記事では、前日の残り物をお弁当に入れる際のポイントや、衛生的にお弁当を作る方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

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前日の残りは栄養面より衛生面に気をつける

夕食の残りを翌日のお弁当に入れても、栄養面に大きな問題はないと考えられます。ですが、前日の残り物をお弁当に入れる際は、栄養面よりも衛生面に注意が必要なため、以下の点に気をつけましょう。

●再加熱する
●冷ましてから詰める
●あらかじめ別にしておく
●加熱できないおかずは避ける

お弁当は時間が経過するごとに菌が増えて傷んでいく傾向があるため、作る際は衛生面に注意が必要です。前日のおかずを入れる際は十分に温めた後、しっかり冷ましてからお弁当箱に入れるとよいとされています。
 
お弁当に入れる予定の物は、あらかじめ別にしておいて、食べ残しを入れないようにするとよいでしょう。
 
なお、栄養面において気にするのであれば、味付けが濃くなり過ぎないように意識するとよいでしょう。塩分のとり過ぎは生活習慣病などの原因につながる可能性があります。
 

栄養バランスのよいお弁当

1食あたりのエネルギーは、体格や活動量などによって異なる場合もありますが、男性が約600キロカロリー、女性は約500キロカロリーを目安にすると、バランスのよいお弁当になる可能性があります。
 
具体的なバランスは、以下の表1の通りです。
 
表1

種類
ご飯(主食) ・男性:160~180グラム程度
・女性:140~150グラム程度
メインのおかず(主菜) 1種類
野菜料理(副菜) 1~2品