フレーバーコーヒーといえば、さまざまな香りを楽しめるコーヒーとして人気ですね。ヘーゼルナッツなどのナッツ類やフルーツ、バニラやジンジャーといったスパイスやチョコレートなどで香り付けしたものは、もはや定番のフレーバーコーヒーといえるのではないでしょうか。

しかし世の中には、意外な香りのフレーバーコーヒーが存在します。本記事では、どんな味なのか試してみたくなる、世界のユニークなフレーバーコーヒーと、フレーバーコーヒーの起源をご紹介します。

意外と知られていないフレーバーコーヒーの起源

はっきりとした年代は不明ですが、フレーバーコーヒーの歴史は想像以上に古く、数世紀前にさかのぼります。その昔、低品質のコーヒー豆の苦味を隠すために、香り付けされたコーヒーが販売されましたが、これがフレーバーコーヒーの起源だといわれています。

もちろん現在では、コーヒー豆の品質の悪さを隠すために作られている訳ではありません。現在のフレーバーコーヒーは、高品質のコーヒー豆を使って作られており、香りの良さを追求したより嗜好性の高いコーヒーとして存在しています。

世界のユニークなフレーバーコーヒー5選

世界には、わたしたちの固定観念を吹き飛ばしてくれるような、ユニークなフレーバーコーヒーが存在しています。いったいどんな香りがするのかと想像力を掻き立てられる、面白くておいしそうな香りのフレーバーコーヒーを5つご紹介します。

メイプル・ベーコン・コーヒー

アメリカやカナダでは、2,3年前からメイプルシロップとベーコンの組み合わせが流行っており、メイプルシロップとベーコン味のドーナッツやチョコレートが人気です。実際に食べたことがなかったとしても甘じょっぱい味といえば、なんとなく想像できるのではないでしょうか。

そんな人気の組み合わせが、フレーバーコーヒーとして販売されています。味は想像できても、香りを想像するのは少し難しいかもしれません。しかし、コロラドに本社を置くBOCA JAWA社やアトランタにあるCOFFEE AM社といったメーカーがこぞって販売していることを考えると、メイプルシロップとベーコンは味だけではなく、香りにおいても相性の良い組み合わせだと考えられます。

ジャックダニエル・コーヒー

バニラのような甘さとカラメルのようなほろ苦さが特徴のジャックダニエルは、アメリカのテネシーで製造されているウィスキーです。実は、世界中で人気のジャックダニエルの芳醇な香りが漂うフレーバーコーヒーが、WORLD OF COFFEE社とのコラボレーションで製造されました。アラビカ種のコーヒー豆を100%使用し、ジャックダニエル・オールドNo.7で風味付けされ、ミディアムローストに仕上げられています。

コーヒーはお酒と相性が良いことで知られており、コーヒーを使ったカクテルなども存在します。ジャックダニエル・コーヒーは、フレーバーコーヒーなのでもちろんアルコールフリー。ジャックダニエル・コーヒーは、ウィスキーとコーヒーで作ったカクテル「アイリッシュ・コーヒー」の、ノンアルコール版だといえるでしょう。