原材料表示と味覚評価の関係
次に、原材料表示を見比べてみます。
【ポッキー】
【トッポ】
まとめると以下のようになります。
【ポッキー】
小麦粉、砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ショートニング、モルトエキス、でん粉、イースト、食塩、ココアバター/乳化剤、香料、膨張剤、アナトー色素、調味料(無機塩)
【トッポ】
小麦粉、砂糖、植物油脂、全粉乳、でん粉、カカオマス、ショートニング、加糖れん乳、クリームパウダー、ココアバター、モルトエキス、食塩、ココアバター、大豆胚芽エキス/加工でん粉、膨張剤、乳化剤、香料、アナトー色素
※/以降は、食品添加物が記載されています。
「ポッキー」と「トッポ」の原材料表示を比べてみると、
「ポッキー」は、3番目にカカオマスが多く含まれているのに対して、
「トッポ」は、カカオマスが6番目です!
(3番目に植物油脂が多く含まれており、その後に全粉乳、でん粉、カカオマスと続きます)
実際に味覚評価でも、「ポッキー」の方がより強いカカオ感を感じ、
「トッポ」の方がよりミルク感を強く感じました。
それでは、「ポッキー」と「トッポ」の特徴を詳しくみていきます。
「ポッキー」の特徴
「ポッキー」は、プレッツェルの外側にチョコレートがコーティングしてあるので、
一口目から、チョコの甘味をガツンと感じます。
チョコの甘味とカカオ感を強く感じましたが、
これは「ポッキー」の構造的に、チョコレートを直接舌で感じるので、
より強い甘味を感じやすいからという可能性も考えられます。
そして、チョコレートの層が薄いので、
プレッツェルのサクサク感を強く感じます。
「トッポ」よりも細いので、商品名の由来となったように、
ポキッと折れる感覚が食べていて楽しいです。
「トッポ」の特徴
「トッポ」は、プレッツェルの内側にチョコレートが詰め込まれているので、
噛んでいるとだんだんとチョコレートを感じるようになります。
チョコの甘さは控えめで、
カカオよりもミルク感をより強く感じるマイルドな味わいのミルクチョコレートです。
プレッツェルは「ポッキー」と比べると、しっとりとしています。
キャッチフレーズの通りに、最後までチョコがたっぷり入っているので、満足感が高いです。
おいしさの評価
これらを受けて、日本味覚協会では、僭越ながら
各個人が感じた「おいしさ」について、5点満点で評価をさせて頂いております。
その結果はこちらです!
今回は「ポッキー」と「トッポ」のチョコの味に焦点を当てて、味覚評価をしました。
「ポッキー」は、カカオ感、甘さ強めのチョコレートなのに対して、
「トッポ」は、甘さ控えめでミルク感の強いマイルドなチョコレートでした。
どちらも本当に美味しかったのですが、
チョコがぎっしりと詰まっていて食べ応えたっぷりな「トッポ」が僅差で勝利となりました!
なお、日本味覚協会ではこのような味覚評価(商品評価)をインスタグラムにて公開しています。
よろしければフォローしてみてくださいね!
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本日のまとめ
・「ポッキー」は、カカオ感甘さ強めのしっかりチョコレートにサクサク食感のプレッツェル。
・「トッポ」は、甘さ控えめミルク感たっぷりのチョコレート、チョコの重量感しっかり。
・みなさん的11月11日は何の日?筆者的には「芋けんぴの日」。明日は芋けんぴ0カロリーにならないかなぁ。
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提供・味覚ステーション
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