元マネー誌副編集長の著者によるつみたてNISA、iDeCo本

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『「税金ゼロ」の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資』
(田村正之著、日本経済新聞出版社/2018年1月26日発売/272ページ/1512円)

日本経済新聞の編集委員や紙面解説委員を歴任し、証券アナリストとしても活躍する田村正之氏がまとめた資産運用本。『日経マネー』の副編集長を務めていたこともある著者の本であることもあり、他の経済本とは一線を画した鋭い視点で資産運用について解説している。

2018年1月にスタートした積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」や、個人型確定拠出年金「イデコ」などの制度について、誤解しやすい点などがどこかも解説している。本著は3部構成で、「NISA編」と「イデコ・企業型確定拠出年金・その他編」のほか「運用・ライフプラン編」ではさまざまな視点から資産運用のメリットとデメリットを説明している。

全編にわたって「非課税」と「手数料ゼロ」をテーマの一つに据えている。老後のために資産をどう最大化するかを考えたい人にとっても人気の本となっている。

人気セミナー講師が教えるイデコの基礎知識や落とし穴

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『達人が教える!ハナコの資産運用術 将来の不安がみるみる晴れるお金の増やし方』
(松井信夫著、現代書林/2017年12月19日発売/216ページ/1404円)

人気セミナー講師として全国各地で資産運用セミナーなどを行う松井信夫氏(ウイム代表取締役)がまとめた経済本。資産運用に関心がある女性層にもわかりやすいように、専門用語もわかりやすく言い換えながら解説し、初心者にも読みやすい一冊となっている。

本著は7部構成。部の前半では「お金」や「貯金」が持つ意味や特性などについて解説した上で、日本国債の安全性や世界各国の外国国債の特徴、資産運用の方法による将来性などについての説明につなげている。

注目が集まっているイデコの基礎知識や落とし穴ともなり得るポイントについても書いている。ゼロ金利時代にどう資産を運用するのが最適解なのか、考えさせられる一冊。