みなさんこんにちは。ムッシュサトウです!
浅草駅から徒歩10分ほどの位置に、ベルギー居住歴18年のシェフが営む本格パティスリー・ショコラトリーがあるのをご存じでしょうか。その名も『Bellenote(ベルノート)』。フランス語で「美しい音色」といった意味の、来る人を温かく迎えてくれるお店です。
ベルギー王室御用達チョコレートブランド『ヴィタメール』のブリュッセル本店での勤務や、自店のオープンなど、現地でさまざまな経歴を誇るシェフのお店。ベルギー仕込みの本格派ワッフルはもちろん、トリュフチョコレートやオランジェットなど、チョコレートもとてもおいしく、ベルギーの味が恋しくなります。
もちろんケーキのおいしさもお墨付きで、特に季節の色とりどりのフルーツを使ったケーキは素晴らしく、記憶に残るものばかりです。さっそく、その中からいくつかご紹介したいと思います!
旬のいちごが欠かせない「フレジエ」
まずは私がこのお店で一番好きな「フレジエ」から。ピスタチオのムースリーヌを使った「フレジエ」は、バターとピスタチオの濃厚なコクといちごの甘酸っぱさのハーモニーがたまらない一品。アーモンドビスキュイも、それだけで食べたくなるおいしさです。いちごがおいしい季節に現れる「フレジエ」、ぜひ堪能してみてください。
珍しい旬のあんずがたっぷり「アブリコチエ」
次は瑞々しいあんずをふんだんに使った「アブリコチエ」。あんずの旬はとても短く、新鮮なものを使用したケーキに巡り合うのは中々大変。『ベルノート』でも、限られた期間でのみ出合うことのできるレアなお菓子です。
鮮やかなあんずの色とピスタチオのムースリーヌ、ショコラアーモンドビスキュイの構成で、アートのような美しさ。ひと口食べれば、爽やかな酸味であっさりとしたあんずがピスタチオの濃厚さとアーモンドパウダーたっぷりのチョコレートで包まれます。
やっぱり押さえたい!濃厚なカカオの「タラポト」
ベルギーで修行したシェフの腕が鳴る「タラポト」も外せません。濃厚でカカオの個性が引き立ちます。チョコレート好きにはたまらない味ですよ。
お酒を使ったリッチな味わい「大人のカシス」
「大人のカシス」と名づけられたこちらは、酸味が癖になるカシスムースの中にバニラミルクのクリームが。酸味と優しいミルキーな甘さを感じながらも、お酒を使用していることでワンランク上のリッチな味わいです。かわいらしいビジュアルはお土産にもおすすめ。
ベルギーの伝統菓子「メルヴェイユー」
こちらの見た目ユニークなお菓子は「メルヴェイユー」と呼ばれるもの。ベルギー古典菓子の1つで、サクサクのメレンゲの中に生クリームがたっぷりと入った食感の楽しいお菓子です。ただ甘いだけでなく、チョコレートを含むそれぞれのパーツの繊細さが引き立っています。
焼いたフルーツの風味を堪能「クロスタータ」
焼きっぱなしの「クロスタータ」も忘れてはいけない『ベルノート』のおすすめ菓子です。今回選んだのは「バナナとチョコレートのクロスタータ」。特に説明不要な相性抜群の組み合わせですよね。
その他にも季節により柿やあんず、ぶどうなどさまざまなフルーツを使った「クロスタータ」が販売されています。火を通したフルーツのまた一味違った表情を楽しんでみてください。
定番のものからユニークで斬新なものまで、どれをとっても間違いのないおいしさで迎えてくれる『ベルノート』。ベルギーのエスプリを随所に感じる本格菓子を求めて、浅草の街へ出かけてみてはいかがでしょうか。
■お店情報
スイーツスタジオ ベルノート
住所:東京都台東区浅草3-38-5 サンクタス浅草レジデンス1F
営業時間 10:00~18:00
定休日:水曜日(月1~2回連休あり)
提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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