賢人に学ぶ資産運用

確定拠出年金(401k)の導入や少額投資非課税制度(NISA)の整備により、一般のサラリーマンも、投資に向き合いやすい環境が整いつつある。プロでも勝ち続けることは困難な資産運用において、長い歴史から培われた賢人ともいえるユダヤ人の知恵を借りない手はない。

「タマゴを一つのカゴに盛るな」という資産運用の格言を忠実に実践したユダヤ人の姿勢を見習いたい。一攫千金を狙って特定の運用先に資産を集中させるのではなく、リスクの管理という観点に立てるかどうかが鍵になりそうだ。

ユダヤ系は世界大富豪ランキングの常連

財産を築いたユダヤ人は、米経済誌「フォーブス」が発表する世界の大富豪ランキングの常連でもある。大手ビジネスソフトウェアのオラクル・コーポレーションの創業者であるラリー・エリソンは資産522億ドル(約5兆5000億円)で、フォーブスの大富豪ランキングでは7位に入っている。このほか、ニューヨーク市長で通信社「ブルームバーグ」を設立したマイケル・ブルームバーグ、Facebookの創設者であるマーク・ザッカーバーグもユダヤ系大富豪として、ランキングの常連だ(資産額は2018年3月時点)。

大富豪のほか、金融やビジネスに影響を及ぼす役職でもユダヤ人の活躍が目立つ。ベン・バーナンキ元FRB議長もユダヤ系の家庭の出身で、バーナンキ氏の後を継いだジャネット・イエレン前FRB議長もユダヤ人だ。また、トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー大統領上級顧問もユダヤ系の家庭で育ち、実業家としても名声を上げた。

大富豪として、さらには政財界の重要な役職でも活躍するなどユダヤ人のの影響力は計り知れない。成功を掴み取ったユダヤ人の教えを参考に取り入れたいものだ。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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