仕事帰りのショッピングで洋服やアクセサリーを衝動買いした結果、なかなか貯蓄ができない……。そのような悩みを持つ女性は少なくないでしょう。ここでは、お金持ちが密かに実践している、お金を貯めるためのポイントを紹介します。

貯金する目的を決める

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(平成29年調査)」では、2人以上世帯が金融資産を保有する目的についての調査結果が出ています。

回答数の多いものを主にピックアップすると、「老後の生活資金」「病気や不時の災害への備え」「こどもの教育資金」「旅行・レジャーの資金」「耐久消費財の購入資金」といった項目が並んでいます。

貯蓄を習慣づけるためには、「いつまでに、いくら貯金し、それによって自分がどうなりたいか」について、具体的にイメージすることが大切といえるでしょう。

お金を貯めるための3つのポイント

1.固定費を見直す

固定費とは、居住費や水道光熱費、通信費など、毎月一定の金額を支払う費用のことです。毎月の貯蓄をふやすためには、固定費を少しでも削減できないかを考えてみましょう。

電気とガス、携帯電話と家庭用電話とインターネットの請求・支払いを一括にできるプランを設けている会社もあります。これらを活用することで、月々数千円の固定費削減が可能です。

2.変動費は項目別に予算を決める

変動費とは、食費や交際費、交通費、被服費、生活雑貨費、美容費、お小遣いなどのことです。手取りから固定費を引き、貯蓄額を引いた残りが、変動費として使えるお金になります。

給料日になったら翌月の収支を計算して予測します。これを毎月行うことでお金が貯まる収支管理が身に付きます。

3.無駄なものは買わない

買い物をするとき、レジに行く前に立ち止まって「今の自分に本当に必要なものなのか」をよく考えてから買うようにしましょう。これを常に意識することで習慣化され、衝動を抑えられるようになります。

ぜひ今日から3つのポイントを実践して、自分の目的に合った貯蓄をしていきましょう。

文・和田純子(中小企業診断士)

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