加算税と延滞税

加算税とは、確定申告が期限より遅れたり、確定申告の内容に誤りがあったり、確定申告の作成過程で不正を行ったりすると課せられるペナルティです。

財務省によると、加算税は、「申告納税制度の定着と発展を図るため、申告義務が適正に履行されない場合に課されるもので、一種の行政制裁的な性格を有する」とされています。

つまり、「ちゃんと確定申告しないと罰を与えるよ。罰がないとちゃんとやらないでしょ」と言っています。

加算税には、4種類あります。

1)過少申告加算税最大15%
確定申告や帳簿書類が誤っていた場合

(2)重加算税最大50%
確定申告や帳簿書類に仮装・隠ぺいがあった場合

(3)無申告加算税最大20%
確定申告の期限を過ぎた場合

(4)不納付加算税最大10%
源泉徴収した所得税の納付期限を過ぎた場合

また、確定申告が遅れた、税務調査によって払うべき税金が増えた、そんなときには税金に利息がかかります。これを延滞税といい、最大年利は14.6%です。

元国税局芸人が教える読めば必ず得する税金の話
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さんきゅう倉田(さんきゅうくらた)
お笑い芸人。ファイナンシャルプランナー。1985年、神奈川県生まれ。大学卒業後、東京国税局を経て、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで芸人になる。国税局では主に法人税の税務調査を担当。好きな言葉は「増税」

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