レトルト食品の栄養価は必ずしも低いとは限りません。技術の進歩により、栄養価をできるだけ損なわないように製造されたレトルト食品も増えています。しかし、ビタミンや食物繊維などの栄養素を十分に摂取できない可能性があります。
 
とくに、ビタミンCなどは加工の過程で失われやすい栄養素です。ビタミンAやEなどは、加工後でも比較的残りやすい栄養素といえますが、生鮮食品には劣ります。
 
また、食品の種類によっては、ナトリウム(塩分)が多く含まれている場合があります。ナトリウムの過剰摂取は高血圧などの原因となるため、注意が必要です。
 
さらに、腸内環境を整えたり血糖値の上昇をおさえたりする効果がある食物繊維は、野菜や果物に多く含まれる栄養素ですが、レトルト食品には不足しがちです。
 

必要な栄養素を摂取するには、レトルト食品だけではなく、付け合わせをプラスする

一人暮らしの食生活は、どうしても偏りがちです。レトルト食品をうまく活用しながら、不足する栄養素を摂取できる付け合わせを考えることで、栄養バランスを保ちつつ、手軽でおいしい食事を楽しめるでしょう。
 
食生活を振り返り、不足している栄養素を把握することから始めることをおすすめします。レトルト食品が多い場合は、ほかの食材(サラダや果物など)を組み合わせるなどして、バランスのよい食生活を目指してみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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