3人目の子どもが産まれたので、妻には「専業主婦」になってもらいたいです。年収「500万円」でも生活費を賄えますか?
「専業主婦(主夫)になりたい・なってもらいたいが、1人の収入で生活できるのだろうか」「年収500万円くらいなら、家族で生活できるのでは?」などと考える方もいるでしょう。   そこで本記事では、家計調査の資料を基に、5人家族の平均支出や内訳を解説します。また、手取り額についてや、年収の平均額についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点

5人家族の平均支出は?

総務省統計局が公表する、「2023年 家計調査/家計収支編」によると世帯人員5人の場合の1ヶ月の平均消費支出は34万1971円でした。1年間で計算すると、34万1971円×12ヶ月=410万3652円です。
 
世帯人員5人の場合の支出内訳を、表1にまとめました。
 
表1

内訳 支出金額
食費 10万1806円
住居 1万2549円
光熱・水道 2万7100円
家具・家事用品 1万3915円
被服および履物 1万2579円
保健医療 1万1346円
交通・通信 5万4140円
教育 3万339円
教養娯楽 3万4276円
その他の消費支出 4万3923円

出典:総務省統計局「2023年 家計調査/家計収支編」を基に筆者作成
 
食費は約10万円と、内訳の中でも3分の1近くを占めています。また、交通・通信や教育などに約3~5万円と若干多めの支出があるため、家族分のスマートフォン利用料や子どもの学校などへの支出があると予想されます。
 
さらに、「住居」では家賃や住宅ローンを支払っている場合も考えられるため、平均の1万2549円よりも多い支出額になる可能性もあるでしょう。
 

年収500万円の実際の手取り額目安と平均年収