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コンビニ弁当で増えている、容器の「上げ底」
コンビニ弁当の「上げ底」は、容器の底部分に施してある工夫で、容器の底が平らではなく、中央部分が盛り上がっている構造になっていたり、仕切り部分が大きくなっていたりします。この盛り上がった部分によって、弁当の見た目の大きさやボリューム感はそのままなのに、実際の量は少ないと感じられることもあります。
そのため消費者の視点からすると、この「上げ底」によって、見栄えを良くして、容量を減らすことで、コストを減らすことができる、いわゆる「ステルス値上げ」なのではないかと感じている人もいるのでしょう。
「上げ底」にするメリット
弁当箱の「上げ底」は消費者にとっては「悪」として捉えられがちですが、実はメリットもあります。ぎっちりとごはんやおかずが詰められた弁当の場合、電子レンジで加熱すると加熱ムラにより、「中央だけ冷たい」といったことが起きがちですが、底に工夫をすることで加熱ムラが少なくなるという側面があります。
また弁当をしっかりと仕切ることで、配達面や持ち帰りの際に弁当が傾いてしまっても、おかずがずれたり、味が混ざったりしにくいという利点もあるのです。