ひさびさに「コンビニ弁当」を買ったら、かなり量が減っていてビックリ! 容器が「上げ底」になってるみたいだけど、これってアリなの? 詐欺にはならない理由を解説
日々のランチや、食事の用意が面倒なときの救世主としてコンビニ弁当を購入する人も多いでしょう。そんなコンビニ弁当で、「昔と比べて弁当のご飯やおかずが減った」と感じている人はいませんか。最近はSNSでも、コンビニ弁当の容量が減っているとの声が聞かれます。   その中でも容量が減った要因として挙げられるのが、弁当箱の「上げ底」です。一見して全体の量が分かりにくくなる「上げ底」は、消費者に対する「詐欺」にはならないのでしょうか。   本記事では、コンビニ弁当の「上げ底」は法的にどう解釈されるのかについて考察していきます。

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コンビニ弁当で増えている、容器の「上げ底」

コンビニ弁当の「上げ底」は、容器の底部分に施してある工夫で、容器の底が平らではなく、中央部分が盛り上がっている構造になっていたり、仕切り部分が大きくなっていたりします。この盛り上がった部分によって、弁当の見た目の大きさやボリューム感はそのままなのに、実際の量は少ないと感じられることもあります。
 
そのため消費者の視点からすると、この「上げ底」によって、見栄えを良くして、容量を減らすことで、コストを減らすことができる、いわゆる「ステルス値上げ」なのではないかと感じている人もいるのでしょう。
 

「上げ底」にするメリット

弁当箱の「上げ底」は消費者にとっては「悪」として捉えられがちですが、実はメリットもあります。ぎっちりとごはんやおかずが詰められた弁当の場合、電子レンジで加熱すると加熱ムラにより、「中央だけ冷たい」といったことが起きがちですが、底に工夫をすることで加熱ムラが少なくなるという側面があります。
 
また弁当をしっかりと仕切ることで、配達面や持ち帰りの際に弁当が傾いてしまっても、おかずがずれたり、味が混ざったりしにくいという利点もあるのです。
 

「だます目的」で販売をしたら詐欺になる