【詐欺】自宅に「無償で屋根やシロアリの点検をする」という業者が来訪! 本当の目的は「名簿作り」なの!? 注意点を解説
2024年は闇バイトを使った強盗事件が相次ぎ、社会問題として大きな注目を集めました。その背景には、犯罪グループがターゲットの情報を事前に収集する「名簿づくり」と呼ばれる行為が関係しているかもしれません。   自分の個人情報を他人に自分から伝えることなんてない、と考える人は多いでしょう。しかし、「無償で屋根やシロアリの点検をします」といった、一見親切そうな訪問業者を受け入れることが、実際には詐欺や強盗の情報収集を助ける結果につながっているかもしれません。   本記事では、こうした訪問がどんな危険をはらんでいるのか、例を挙げながら詳しく解説します。

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無償の屋根・シロアリ点検が犯罪につながる?

「無料点検」という言葉には、お得で親切な響きがあります。しかし、このような訪問業者が、実際には詐欺の入り口となる危険性を秘めているのです。具体的に見ていきましょう。
 

点検商法による金銭被害の危険性

警視庁や国民生活センターは、訪問点検業者による悪質な詐欺行為である「点検商法」に対し、注意を呼びかけています。
 
例えば、まず訪問業者が「屋根に深刻なひび割れがあります」「シロアリの被害が進行しています」と不安をあおり、必要のない高額な工事を提案します。しかし、実際にはほとんど工事をせずに、金銭をだまし取るのです。
 
一度点検をさせてしまうと、言葉巧みに契約を結ばせようとしてきます。無料であってもその場での点検は断りましょう。家のことが不安になったら、信頼できる業者に点検を依頼するのが一番です。
 
万一、無料点検をさせてしまった場合でも、訪問業者の話をすぐに信じてはいけません。複数の専門業者に確認を依頼して内容が適切かどうか意見を聞くなど、落ち着いた対応が求められます。
 

凶悪犯罪のための名簿づくりの可能性も