青森県田舎館村・弥生の里展望所周辺にて1月24日(金)~26日(日)に、「冬の田んぼアート2025」が開催。
幻想的なスノーアートを楽しめる同イベント期間中は、キャンドルナイトやイルミネーション列車、雪で遊ぶ体験プログラムなども用意される。
雪のキャンバスに描かれる冬だけの特別なアート
東北自動車道・黒石ICから国道102号を弘前方面へ約10分走ったところにある、道の駅いなかだて「弥生の里」。青森県西部と南部と結ぶ交通の要衝となっており、7.5haの広大な敷地内には、産地直売センター・レストラン・遊具施設・公園などを兼ね備えている。一年を通じてさまざまなイベントが開催されるなかで、特筆すべきは同施設内にある地上約14mの「弥生の里展望所」から「田んぼアート」を望めるということ。
田んぼアートは、色の異なる稲を絵具代わりに巨大な絵を描くというもの。青森県田舎館村はその発祥の地で、村おこしの一環として1993年に田んぼアート制作を開始してから、例年6月~10月ごろに、田舎館村役場と道の駅いなかだて「弥生の里」2会場にて、鮮やかで緻密なアートを展示している。
大地をキャンバスにしたアートは冬にも楽しめる。雪原となった田んぼをキャンバスに制作されるのはスノーアート。今年は、1月24日(金)~26日(日)に「冬の田んぼアート2025」として開催、展示される。
1月24日(金)は、10:00~15:00にスノーアート制作風景が無料公開されるほか、17:00からはオープニングセレモニーも行われる。その後18:00~20:00には、スノーアート観覧がオープンとなる。翌25日(土)からは、10:00~20:00の終日スノーアートが観覧可能だ。
スノーアートを制作するのは、スノーアーティストのサイモン・ベック氏から技術継承をした有志団体でスノーアーティスト集団のIt`s OK.(イッツオーケー)。その技法は、「スノーシュー」という雪の上を歩くための道具を靴に取り付け、設計図に合わせて雪を踏み固めていくというもの。一度踏み込めば雪を元に戻すことはできないため、メンバー同士で声を掛け合って、コンパスやスケールを確認しながら慎重に作品作りが行われる。