中居はトラブル報道後に「お詫び」と題した謝罪文を発表し、示談が成立していることを強調したうえで「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と活動継続を示唆。この一文に大きな批判が集まったが、業界の反応も厳しいものとなっていたようだ。
唯一の希望は「SMAP」の仲間たち
「中居を使えばスポンサーが離れる」となれば、どの局であろうと起用は難しく、地上波復帰は絶望的な状況だ。前述の香川や小出は俳優ということもあり、地上波に頼らずに映画、配信ドラマ、舞台などに活路を見出せたため数年で復活できたが、中居は近年俳優活動をしておらず、バラエティが主戦場だったためテレビ以外に戻る場所がない。
地上波復帰が将来的にも絶望視されるとなれば、このまま「強制引退」となりそうだが、復活する道はあるのだろうか。前出のテレビ局関係者はこう指摘する。
「もし中居を救える存在があるとすれば、それはSMAP時代の仲間たち。ここ1点かと。ただ、もし救いの手を差し伸べることがあってもかなり先になるでしょうし、かなりリスキーなので難しいのは間違いありません。
あと、彼はかなり野球に精通しています。長年、巨人を中心にプロ野球、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、五輪など、地上波でかなりの数の野球関連番組をこなしてきました。それらで培った人脈を生かせば、野球系YouTuberとして成功する道もなくはないでしょうが、そこまでして表舞台での仕事を続けるかどうかは疑問です」
唯一の希望は香取慎吾、木村拓哉らSMAP時代の仲間たちの存在だが、彼らでも手を出しようがない可能性がある。本人の意思にかかわらず、このまま「引退」となってしまうのだろうか。
(文=佐藤勇馬)