コツコツ貯めていたタンス預金が「400万円」に。盗難が心配で銀行に預けたいのですが、タンス預金に「税金」はかかりますか?
少しずつお金を貯めていると、ふと気づけば高額になっているケースがあります。タンス預金として高額なお金を保有していると、盗難や紛失のリスクがあるため、銀行に預けた方がよいでしょう。タンス預金には税金がかかる場合もあるので、預ける前に課税対象でないか調べておくことが大切です。   今回は、一般的なタンス預金の金額や税金がかかるケースなどについてご紹介します。

▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?

タンス預金は一般的にいくらくらい?

株式会社スガワラくんが、男女300人に対して実施した「タンス預金と新紙幣についてのアンケート調査」によると、タンス預金をしていると回答した方は41.7%でした。さらに、タンス預金の金額についての回答で多かったのは以下の通りです(脱・税理士スガワラくん 調べ)。
 

1位:10万円未満(27.2%)
2位:10万~30万円未満(25.6%)
3位:50万~100万円未満(16.8%)

 
結果から見ると、高額なタンス預金をしている方はあまりいないことが分かります。400万円のタンス預金は人よりも多いといえるでしょう。
 
あまり高額なタンス預金をしていると、災害や予期せぬ事故などで紛失したときの損害額が大きくなるほか、盗難のリスクも少なくありません。一定金額まで貯まったら、銀行へ預ける方がよいでしょう。
 

タンス預金そのものに税金はかかる?

タンス預金そのものに問題はありません。ただし、タンス預金として家に置いているお金が税金申告をしていなかったときは、税務署から指摘される可能性があります。
 
もし、親から相続したお金の場合、一定金額を超えていれば相続税の申告が必要です。ほかにも、知人や親族からお金を受け取れば、贈与税の課税対象です。
 
例えば、両親から毎月5万円ずつ定期的にお金を受け取り、400万円に達したとしましょう。贈与税は年間の贈与の合計が110万円を超えていれば課されるため、本来であれば非課税です。
 
しかし、定期的に同じ金額を受け取っていた場合、税務署から「最終的に受け取る総額を5万円ずつに分割した」とみなされるケースがあり、その契約(約束)をした年に、400万円に対して課税される可能性があります。
 

もし400万円が課税されたら贈与税はいくら?