プロパンガスから都市ガスに切り替える際の手順は、各家庭の状況によっても異なります。ここでは一戸建て住宅のケースをもとに切り替えの手順を紹介します。
まずは、都市ガス会社を選定し、業者による現地確認と見積もりを依頼しましょう。その後、工事の契約をし、プロパンガス会社との解約手続きを進めてください。ガス導管の引き込み工事が終了したら、都市ガスの供給がスタートします。
プロパンガスから都市ガスに切り替える費用目安
プロパンガスから都市ガスに切り替えた際にかかる費用として、「ガス導管引き込み費用」「ガス機器の変更・設置費用」、そして「契約中のプロパンガスにかかる違約金」などが挙げられます。
ガス導管を自宅まで引き込むための工事費用は、平均で10〜15万円ほどです。ガス導管を引き込む長さ1メートルにつき、およそ1万円の費用がかかります。ガスの導管との距離が長ければ長いほど、コストがかかることに注意しましょう。
LPガスから都市ガスに変更する場合は、それまで使用していた給湯器やガスコンロなどの機器をそのまま使用できません。部品を取り換えて都市ガスに対応させる工事をする場合は、ガスコンロにおよそ1万円、給湯器におよそ3万円の費用がかかります。
さらに、契約中のプロパンガス会社で違約金が発生する場合は、その費用もかかることに注意が必要です。金額は、契約年数や契約するガス会社によっても異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
都市ガスに変更できるかを事前に確認しましょう
全てのケースにおいて、プロパンガスから都市ガスに変更できるわけではありません。また、変更する場合には工事費用や違約金などが発生するため、まとまったコストがかかります。月々のガス代を節約したいという理由だけで安易に都市ガスに切り替えてしまわないように、注意しましょう。