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プロパンガスが高いと言われる理由
プロパンガスとは液化石油ガスのことで、ガスボンベに詰めた状態のガスを使用します。発熱量が大きく、少ない使用量で済んだり、二酸化炭素の排出量が少なく環境に優しかったりとさまざまなメリットがある一方で、都市ガスに比べて使用料金が高いのがデメリットです。一般的に、プロパンガスは、都市ガスの最大2.2倍ほど割高とされています。
料金が割高な理由として、設置や点検のために人件費がかかること、そしてガス会社が自由に価格を設定できることが挙げられます。
ガスボンベを各家庭まで配達したり、交換・検針したりするためには人件費がかかります。また、プロパンガスは販売店によって販売料金が異なり、原油価格の高騰や為替の影響などを理由に価格が変動することも少なくありません。
これまでよりも料金が安くなると聞いてプロパンガス会社に切り替えたのにもかかわらず、その後値上げが続いて割高になってしまったというトラブルも、国民生活センターに多数報告されています。
プロパンガスから都市ガスに変更するための条件
プロパンガスから都市ガスに変更するためには、建物の近くにガスの導管が通っていること、そしてガス導管の設置工事ができることが最低条件です。
都市ガスを使用するためにはガス導管が必要ですが、全国に普及しているわけではありません。ある程度人口が密集しているエリアでないと、ガスの導管が通っていないケースも考えられます。
建物の近くにガスの導管が通っていれば、ほとんどのケースで都市ガスの供給が可能です。しかし、近隣住民の所有している私道を通らなければならない場合は、近所の人の許可を得なければなりません。