まずは、家計状況を詳しく確認し、本当に仕送りが難しい状況なのか見直してみましょう。見直すのは実家の家計だけでなく、子どもの一人暮らしにかかる費用も含めて行います。子どもと一緒に生活費を見直すことで、経済面の自立を促せるかもしれません。
 
また、固定費を始めとする節約しやすい費目も確認しましょう。例えば水道光熱費は、付けっぱなしや流しっぱなしをやめれば簡単に節約できる費目です。不要なサブスクリプション契約の解約も有効な方法でしょう。仮に月500円のサブスクリプションを1つ解約すると、年間6000円の節約になります。
 

アルバイトをしてもらう

すべてを仕送りに頼るのではなく、子どもにアルバイトで生活費を稼いでもらうことも選択肢のひとつです。アルバイトで稼いだ分だけ生活費を送らずにすむため、親としても無理のない範囲で仕送りができるでしょう。ただし、勉強に影響が及ばないよう労働時間に注意が必要です。
 
金銭的支援がしにくいときは、生活物資を送ることも方法のひとつです。子どもも親も無理せず支援できる方法を見つけましょう。
 

子ども自身にもアルバイトをしてもらうなどの工夫をすれば一人暮らしはできる可能性がある

全国大学生活協同組合連合会の調査によると、53.6%の大学生は寮や下宿といった自宅外での生活をしています。さらに、自宅外で暮らす学生の平均仕送り額は約7万円です。収入の半分以上を占めていることからも、一人暮らしをするうえで親からの仕送りは重要だといえるでしょう。
 
しかし、経済的事情などで親からあまり仕送りができないケースもあります。そのような場合は、家計を見直したり子どもにアルバイトをしてもらったりして、仕送り額を減らしても子どもが一人暮らしをできる環境を作りましょう。まずは子どもとしっかり話し合うことが大切です。
 

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