保証人不要の物件を契約するメリットは2つあります。
 
1つ目は、親に負担をかけずに契約できる点です。保証人不要物件なら、親が定職に就いていなくても契約がスムーズに進みます。これにより、親に大きな経済的負担をかけることなく、未成年でも一人暮らしをスタートできます。
 
2つ目は、契約手続きがスピーディーに進む点です。保証人を探したり、書類を用意したりする手間が省けるため、契約までの手続きが迅速に進みます。進学や就職のタイミングで急ぎの引っ越しが必要な場合にも便利です。
 

保証人不要の物件を契約するデメリット

保証人不要の物件を契約するメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは、3つのデメリットを解説します。
 
1つ目は、費用がかさむ点です。家賃保証会社を利用した場合、保証会社に保証料を支払う必要があります。家賃や初期費用に加えて保証料が上乗せされるため、コストがかかるおそれがあります。
 
2つ目は、物件に問題がある可能性がある点です。保証人が不要な物件は、以下のような理由で借り手がつきにくい場合があり、物件自体に問題がある可能性も考えられます。

●立地がよくない
●築年数が古い
●間取りが使いにくい
●長く住むことができない(取り壊しを検討しているなど)

必ずしも全ての保証人不要物件がこのような物件であるわけではありませんが、契約する際は状態などをしっかり確認しましょう。
 
3つ目は、督促が厳しい可能性がある点です。保証会社は、家賃の滞納を防ぐために、入居者に厳しく督促を行う傾向があります。1ヶ月の滞納でも電話で督促されたり、督促状が送られてきたりするかもしれません。家賃を滞納しないように気を付けましょう。
 

親の同意があれば未成年でも賃貸契約はできる

未成年が賃貸契約をする場合、原則親の同意が必要です。契約後の入居審査を通るためには、連帯保証人が必要になりますが、家賃保証会社を利用したり、UR賃貸住宅を借りたりするなどの方法であれば保証人不要で契約できます。
 
保証人不要の物件は、親に負担をかけず手続きがスムーズに進む便利さがある一方で、金銭的負担の増加や物件選びの難しさといったデメリットも存在します。事前に条件をよく確認し、賃貸契約をするようにしましょう。
 

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