家族がテーマのおすすめ映画ランキング第15位:家族はつらいよ

・監督:山田洋次
・主な出演者:橋爪功/吉行十和子
・公開日:2016年3月12日

「男はつらいよ」で有名な、山田洋次監督の作品。「家族はつらいよ」公開後、続編である「家族はつらいよ2」が2017年5月27日に、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』が2018年5月25日に公開されています。

熟年夫婦の離婚騒動をベースに、家族の再生を描く物語。2017年には中国で「麻煩家族」のタイトルでリメイクされています。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第14位:ぼくたちの家族

・監督:石井裕也
・主な出演者:妻夫木聡/池松壮亮/原田美枝子
・公開日:2014年5月24日

「ぼくたちの家族」は、早見和真さんの同名小説の映画化作品です。

どこにでもいる幸せな家族。母親が突然に余命一週間と先刻されたことから、家族間の問題が噴出。過去を含めた不満をぶちまける母親の姿に、「自分の母親ももしかしたら」「自分の妻ももしかしたら」と考えた人も多いのではないでしょうか?

母親を助けたい長男と楽観視し頼りにならない次男、うろたえてばかりで頼りにならない父の3人がモメながらも奮闘する様子を描いています。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第13位:チョコレートドーナツ

・監督:トラヴィス・ファイン
・主な出演者:アラン・カミング/ギャレット・ディラハント/アイザック・レイヴァ
・公開日:2014年4月19日

「チョコレートドーナツ」は、ニューヨークでゲイカップルが障害児を養育したという実話からインスピレーションを受け、制作された映画です。

薬物中毒者のシングルマザーからネグレクトを受けていたダウン症の少年・マルコ。母親の逮捕をきっかけに、同じアパートに暮らすゲイのルディと、その恋人ポールと暮らし始めます。

家族として暮らす内、3人の間には強い愛情を絆が生まれ、ルディとポールはマルコを容姿に迎えたいと考えますが、同性愛者への偏見と拒絶が立ちふさがります。

家族の定義とは?人を愛するとはどういうことか?幸せとは何か?を深く考えさせられる、号泣必須の映画です。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第12位:ルーム

・監督:レニー・アブラハムソン
・主な出演者:ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ
・公開日:2016年4月8日

「ルーム」は、2008年に世界を震撼させた、実父による娘への監禁事件・フリッツル事件を元にした映画。実際の事件では、娘は子供を何人も出産していて、この映画は息子の視点から事件とその後を描いています。

狭い部屋が世界のすべてだと思っていた幼児が、外の世界を知っていく中で、母親と支え合い生きていく様子が描かれ、実際の事件ということもあり、被害者らのその後を考えてしまう聖がです。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第11位:しあわせの隠れ場所

・監督:ジョン・リー・ハンコック
・主な出演者:サンドラ・ブロック/クィントン・アーロン
・公開日:2010年2月27日

アメフト選手であるマイケル・オアーの入団にまつわるエピソードを映画化した「しあわせの隠れ場所」。第82回アカデミー賞において作品賞と主演女優賞にノミネートされ、主演女優賞を受賞しています。

ひょんなことから家族として迎え入れられた青年が、アメフトの才能を見出されたことで、養母らとの絆を再確認する人生の物語です。

偶然見かけた見知らぬ青年を家族として迎え入れるという感覚は、我々日本人にはないものですよね。「アメリカンドリーム」という言葉が誕生した由来や、自分で人生を切り開くことの大切さを感じられる映画です。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第10位:わが母の記

・監督:原田眞人
・主な出演者:役所広司/樹木希林/宮崎あおい
・公開日:2012年4月28日

「わが母の記」は、井上靖作さんの自伝小説を映画化したものです。痴呆症に陥った母の言動に振り回される一族の悲喜こもごもを描いたストーリーです。

主人公・洪作は、母に対するある疑惑から、息子として母にどう向き合えばいいのか分からず、苦悩する日々を送ることになります。やがて母親は徘徊を始め、過去が紐解かれていき、疑惑の真相が明らかに…。

現代では考えられないような事情もあり、当時の女性の無力さ、母親としての愛情に思いを馳せてしまうような内容に仕上がっています。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第9位:ビリギャル

・監督:土井裕泰
・主な出演者:有村架純/伊藤淳史/吉田羊
・公開日:2015年5月1日

坪田信貴さんのノンフィクション小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した作品「ビリギャル」。

素行不良の女子高生が、慶応大学を目指して奮闘するというサクセスストーリー。どんなに落ちこぼれても娘を信じるポジティブな母親と、可能性を否定しない塾講師との出会いで変わっていく女子高生の姿を描いています。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第8位:君が生きた証

・監督:ウィリアム・H・メイシー
・主な出演者:ビリー・クラダップ/アントン・イェルチン/フェリシティ・ハフマン/セレーナ・ゴメス
・公開日:2015年2月21日

大学の銃乱射事件で息子を失い、自堕落な生活を送る父親が主人公。彼の元に届けられた遺品は、息子が残した音楽でした。

偶然の出会いからバンドを結成し、息子の遺した音楽を演奏する主人公でしたが、息子の元恋人が表れ、主人公に真実を告げます。乱射事件からは目を背け続けてた主人公は、ようやく事件と息子に向き合うようになる、という再生へのストーリーです。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第7位:東京家族

・監督:山田洋次
・主な出演者:橋爪功/吉行十和子/西村正彦/夏川結衣
・公開日:2013年1月19日

名監督・小津安二郎さんによる1953年の映画「東京物語」のリメイク版。キャッチコピーは「おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。」。

厳格な父親と奔放な息子の関係を中心に、隠されていた本音と愛情を見つめ直す物語。家族モノですが、父息子モノでもあります。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第6位:幸せへのキセキ

・監督:キャメロン・クロウ
・主な出演者:マット・デイモン/スカーレット・ヨハンソン
・公開日:2012年6月8日

「幸せへのキセキ」は、妻を亡くした夫が息子と向き合う物語。

息子が問題を起こして退学処分を受けたことをきっかけに、田舎の一軒家に引っ越す一家。その敷地には経営の苦しい動物園が付属していました。

飼育員らと心の交流をし、動物の世話という困難を家族と一緒に乗り越える内、父と息子が1人の人間として互いに成長していくという内容で、男同士ならではの難しさや対等な関係性にホロリと来てしまう映画です。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第5位:湯を沸かすほどの熱い愛

・監督:中野量太
・主な出演者:宮沢りえ/杉咲花/伊東蒼/松坂桃李
・公開日:2016年10月29日

「湯を沸かすほどの熱い愛」末期がんを宣告された女性が、残された時間の中で家族問題を解決しようとするストーリーです。数々の映画祭で賞を受賞しました。

遺していく子供たちを強くし、出生の秘密を明かし、自身の母親との問題をも解決しようと奮闘。タイトルは、夫と共に経営していた銭湯を営業再開させるという内容に沿っています。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第4位:幸せのちから

・監督:ガブリエレ・ムッチーノ
・主な出演者:ウィル・スミス/ジェイデン・スミス/タンディ・ニュートン
・公開日:2007年1月27日

「幸せのちから」は、クリス・ガーターという実在の人物の半生を描いたサクセスストーリー。

事業の失敗によりホームレスになってしまった主人公が、息子に辛い思いをさせたくない一心でのし上がっていくという内容です。

ウィル・スミスが実の息子であるジェイデン・スミスと親子共演したことでも話題になりました。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第3位:海街diary

・監督:是枝裕和
・主な出演者:長澤まさみ/綾瀬はるか/夏帆/広瀬すず
・公開日:2015年6月13日

「海街diary」は、吉田秋生さんの同名漫画の映画化作品。第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品でもあります。

鎌倉を舞台に、不倫の末に家族を捨てて出ていった父親が残した異母妹を、四女として迎え入れ、四姉妹として生活する家族たちの物語です。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第2位:そして父になる

・監督:是枝裕和
・主な出演者:福山雅治/尾野真千子/リリー・フランキー/真木よう子
・公開日:2013年9月28日

産院で赤ん坊を取り違えられたまま、6年間子供を育てた2つの家族の物語。

第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞し、興行収入は32億円。大ヒット映画で、地上波での放送もあったので、観たことがあるという人も多いでしょう。

「血のつながりか?過ごした時間か?」という正解のないテーマが中心にあり、映画の中でも、結末は観客にゆだねられました。どちらを選んでも間違いではなく、家族の数だけ正解があるという問題なので、自分ならどうするかを考えてしまいますね。

家族がテーマのおすすめ映画ランキング第1位:万引き家族

・監督:是枝裕和
・主な出演者:リリー・フランキー/安藤サクラ/松岡茉優/池松壮亮/樹木希林
・公開日:2018年6月8日

第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得したことでも有名な「万引き家族」。日本中で問題となった年金不正受給をテーマに描かれた作品です。

社会の底辺で犯罪に手を染めながら生きる家族。犯罪といっても大きなものではなく、万引きや詐欺などの小犯罪であるところが、「こんな人たちが身近にいるかもしれない」と思わせます。

被虐待児を保護し家族として暮らすようになった後、息子が警察に捕まったことで引き離された家族たち。互いの関係や出生が明らかになっていくというストーリーです。

社会的弱者が身を寄せ合う本当の意味や、貧困家庭や被虐待児が生き抜く術について考えさせられる物語です。

家族がテーマの映画を観て感動しよう!

家族がテーマのおすすめ映画ランキングTOP30!心温まる名作も
(画像=『lovely』より引用)

「家族モノ」と聞いて、あなたはどんなストーリーを思い浮かべますか?家族が協力して困難を乗り越えたり、真実の家族愛にたどり着くような、心温まるストーリーを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。

家族とは、血のつながりだけではありません。また、一緒に暮らせば家族というものでもありません。「毒親」という言葉があるように、親から子供への愛は無償ではなく、親子間でソリが合わないことも罪ではありません。

結局のところ、家族愛とは他人への愛情とあまり変わりないのかもしれませんね。

何かを考えさせられるような深いストーリーから、ほっこりするような優しい家族愛を描いた作品まで、あなたの胸に迫る作品をぜひ見つけてくださいね!