警視庁で公開されている警察行政職員(I類)の実務2年目の年収例は「444万5000円」です。この年収例には、給料月額や地域手当、期末・勤勉手当(年間約4.65ヶ月分)などが含まれています。
広島県警で公開されている警察行政職員(大卒程度)の実務2年目の年収は「約419万2400円」となっています。こちらも給料月額と地域手当、期末・勤勉手当などを含んだ金額です。
地域手当が異なるため総額の年収金額は異なりますが、実務2年目でも450万円近くになります。警察業務を24時間365日支える職種であり、交替制勤務や宿直勤務に就くケースもあることから、給与が高めに設定されていると考えられます。
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」における20~24歳の平均年収は267万円、25~29歳も394万円となっているため、警察行政職員は、平均よりも高い年収を得られる可能性があると分かります。
警察行政職員は警察活動を支えている
警察といえば「警察官」と思い浮かべる方が多いかもしれませんが、警察活動を支える「警察行政職員」も毎年採用試験が行われており、毎年高倍率になる人気職種のようです。警察行政職員は、事務職だけでなく、鑑識技術など専門的な技術職と幅広い業務を担っています。
収入は高い傾向にあるようですが、応募倍率も高く、責任を伴う仕事だといえるでしょう。とはいえ、皆が安全で安心できる生活を守りたいという正義感の強い人は、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
出典
令和6年度警視庁採用サイト 給与・昇任制度
令和6年度警視庁採用サイト 警察行政職員Ⅱ類
広島県警察 求人・採用試験情報
国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー