2012年に改正された労働契約法によって、契約社員として勤務して5年以上経過すると、無期労働契約に転換するように申し出ることが可能となりました。
 
必ずしも正社員として登用されるわけではありませんが、無期雇用契約を締結できれば、雇い止めされるリスクを回避できます。同じ職場において既に5年以上勤務している場合は、無期労働契約に転換する条件を確認した上で申し出てみることを検討しましょう。
 

正社員登用制度を活用して正社員になろう!

正社員になるためには、正社員として活躍する意欲があるかどうかはもちろんのこと、企業が求めるスキルや技能を有しているのか、将来的なキャリアプランが明確であるかが重要なポイントです。
 
契約社員から正社員になるメリットとして、雇用や収入が安定したり、昇進や昇給制度があったり、さらには社会的な信用度が高まったりなどが挙げられます。一方で、転勤や異動させられたり、責任のあるポジションを任されたり、残業や休日出勤をさせられたりするリスクは理解しておきましょう。
 
正社員登用制度を採用する企業であれば、契約社員から正社員に切り替えられる可能性があります。
 
ただし、誰もが正社員に切り替えられるわけではありません。まずは、希望する企業の正社員登用制度の概要や正社員になるための条件を確認してください。条件をクリアしている場合は、正社員の登用に向けて努力してみましょう。
 

出典

厚生労働省 正社員登用制度の導入状況
国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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