このスキャンダルの影響について、アイドル事情に詳しい芸能記者はこう解説する。
「モーニング娘。の北川はキャピキャピするタイプではなく、やる気を前面に出すタイプでもないので、優等生然としたアイドルを好むハロヲタ(ハロー!プロジェクトのファン)からバッシングされやすい傾向がありました。昨年12月に中心メンバーだった石田亜佑美が卒業し、さらに在籍14年のキャリアを誇る生田衣梨奈も今春に卒業を控えるなど、グループにとって今は大切な時期。そんななかでの写真流出は、北川に対するハロヲタの不信感をさらに強める結果になりました。
乃木坂46の岩本は昨年、竹財輝之助とW主演を務めたドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば?』(カンテレ)で連ドラ初主演を飾り、待望だった1st写真集『いたずらな風』(竹書房)も発売。今年も1月2日からスタートしたアニメ『天久鷹央の推理カルテ』(TOKYO MX)で声優に初挑戦するなど、ソロとしての売り出しに力を入れていました。昨年は山下美月、阪口珠美、向井葉月と同期の卒業が続き、今年2月に同じく同期の与田祐希の卒業も控え、2025年はグループとして勝負の年になる。そんな年の初っ端からのスキャンダルは、ファンはもちろんメンバーと運営からの心証も非常に悪いでしょう」
スキャンダル発覚後のベスト対応は
いずれも大きなスキャンダルだが、北川は「相手は友達」だとして活動を継続し、岩本は全面降伏モードで活動自粛となった。それぞれ異なる決断を下したが、アイドルの「スキャンダル発覚後の対応」はどうするのがベストなのか。前出の芸能記者はこう指摘する。
「岩本は活動自粛を発表しましたが、今後のことを考えると、むしろ北川のように活動を継続したほうが『潔い』のではないでしょうか。過去の乃木坂46の事例で言うと、松村沙友理は路上キス写真などが出回るスキャンダルを起こしましたが、活動自粛はせず、ラジオ番組に生出演して自分の口で謝罪。その場にいた生駒里奈、白石麻衣、桜井玲香から厳しさの中に優しさのある言葉をかけられたこともあり、松村が反省している様子がファンにひしひしと伝わった。急に表舞台から消えるより、このほうがファンのモヤモヤが晴れるでしょう。