提供:経済産業省

経済産業省が出展する大阪・関西万博の日本政府館(日本館)展示第3弾として、「『ごみ』から『水』へ」をテーマに、「微生物」の働きに着目したプラントエリアを公開。「ごみ」が微生物によって分解される過程を、「BE@RBRICK(ベアブリック)」が紹介する。

「いのちと、いのちの、あいだに」がテーマの日本館

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大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を、開催国としてプレゼンテーションする拠点である日本館。「いのちと、いのちの、あいだに」というテーマのもと、日本文化の特徴の1つである「循環」を館内に創出することで、自分自身があらゆるいのちとのつながりの中で生かされている存在であり、地球という大きな循環の一部であることに気づく機会を提供する。

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日本館は、微生物のはたらきによって、ごみが分解されあらゆるいのちの源でもある水へと姿を変える「プラントエリア」、藻類の力と、日本が誇るカーボンリサイクル技術により、ものづくりの素材が生まれる「ファームエリア」、日本が培ってきた伝統的なものづくり、その心と技を受け継ぐ持続可能なプロダクトと出会う「ファクトリーエリア」の3つのエリアで循環を表現。

また、日本館は、万博会場内のごみを集め、微生物の力によって水やバイオガス等へ分解するひとつの装置となっており、館内では水や二酸化炭素などの無機物と、エネルギーを活用して藻類を培養する。

日本館で育てられた藻類は、食べものや工業製品といった新たな「もの」へとかたちを変え、それらは人々の生活でその役目を終えた後、再びごみとなりやがて自然に還る。

パビリオンを一周することで、来場者はその循環の過程をインスタレーションで追体験し、いのちといのちのあいだに存在するものを見つめ、気づき、思いを巡らせることができる。

展示公開の第1弾では、「『水』から『素材』へ」というテーマで「藻類」が主役となる「ファームエリア」、続く第2弾では、「『素材』から『もの』へ」というテーマで、日本の「ものづくり」に焦点を当てた「ファクトリーエリア」を公開。