ネコが大好きで、YouTubeでひたすらネコ動画を観ていた漫画家の青山ゆずこさん。ある日へその緒がついたままの赤ちゃんネコを保護した日から、生活が一変しました。幼ネコと暮らす愛おしい日々のエピソードを紹介します。

※この記事は、赤ちゃんネコの排泄物に関する記述を含みます(以下、青山ゆずこさんの寄稿)。

◆破裂寸前かというくらい、お腹パンパンのネコ

へその緒がついたままの赤ちゃんネコ(しょう油皿サイズ)を、自宅の庭で保護した私。仕事を2か月休んで、90分おきにミルクとトイレを世話し、なんとかそこそこ大きくなりました。

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肌寒い夜を迎えるたびに、ほかほかで熱々のおでんが恋しくなる今日このごろ。おでんに欠かせない“からし”が、赤ちゃんネコのうんちそっくり……ということはご存じでしょうか。もし今この記事を読みながら、おでんを食べている方がいましたら、そっとお箸を置いてください。

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通常、母ネコが赤ちゃんネコのお尻や股間を舌で刺激して、排泄をうながしています。ただ、へその緒がついたまま放置されてしまったうちのネコは、排泄をうながしてくれる母ネコがいません。そこで、大体90分おきに、私が母ネコの代わりになって、コットンやティッシュで股間をポンポンと刺激していました。

でも加減が難しくて、なかなかうんちが出ない。

赤ちゃんネコは便秘状態で、お腹の張り具合もかなりパンパン。少し強めに刺激しても、うんちはなかなか出てくれません。

◆ある日「練りがらし爆弾」がさく裂した

そんな便秘状態がしばらく続き、24時間ずっと90分サイクルで、ミルクをあげつつ排便を促す生活が続いたときのことでした。たまたま股間を刺激する力加減が絶妙だったのか、「プリッ」っと黄色いからしが見えてきたのです。

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時間は午前2時。「やった! やっと赤ちゃんネコの便秘が解消できた」と喜んだ瞬間、「ブババババババッ!」と、なんと子猫が自分よりも大きいうんちをはじき出したのです。もう、どうみても大量のねりがらし。抱き上げていた姿勢が悪かったのか、赤ちゃんネコは顔以外ねりがらしに包み込まれました。