マイナ保険証を利用することで、さまざまなメリットを享受できます。
 
例えば、医療機関や薬局の窓口で支払った1ヶ月の医療費が上限を超えた場合に、超過分の払い戻しを受けられる「高額療養費制度」ですが、通常、医療機関・薬局の窓口で一時的に高額な医療費の全額を支払ったあと「支給申請書」を提出することで、超過分の払い戻しを受けることができます。
 
一方、マイナ保険証があれば公的医療保険が適用される診療に関して、最初から窓口で限度額を超える分を支払う必要がありません。
 
また、マイナ保険証のほうが医療費の窓口負担が若干ながら安くなる点もメリットです。マイナ保険証では初診料が6円上乗せに抑えられる一方、マイナ保険証対応の医療機関で従来の保険証や資格確認書を使うと12円の上乗せになります。
 

まとめ

マイナ保険証に切り替えることで長期入院や手術で高額な医療費を支払った場合の払い戻しの手続きが簡単になったり、医療費が少し安くなったりするメリットがあります。多くの人が不安視している、情報漏えいの心配もほぼありません。
 
今後は運転免許証とも一本化されることが決まっているマイナンバーカード。現時点ではマイナ保険証は必須ではありませんが、今後はより便利になることから、マイナンバーカードの取得率はさらに上がっていくのではないでしょうか。
 

出典

厚生労働省 カンタン!便利!マイナンバーカードの健康保険証利用
厚生労働省 疑問も不安も解消! 医療機関や薬局でマイナンバーカードを健康保険証として使おう
厚生労働省 持ち歩いても大丈夫!マイナンバーカードの安全性
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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