炊飯器を24時間以上「保温」にする一人暮らしの母。味も落ちるし電気代も高くならないのでしょうか?
炊飯器で炊いたご飯を一度に食べきれない場合、保温状態にして次に食べるまで入れっぱなしにしておくという人もいらっしゃるでしょう。しかし、保温状態で炊飯器に入れっぱなしにしている時間が長くなるとご飯の味が落ちることはもちろん、電気代が高くなる心配も出てくるはずです。   本記事では、炊飯器を24時間保温状態にした場合の電気代と、炊いたご飯をすぐ冷凍しておき、電子レンジで解凍する場合の電気代を比較するとともに、炊飯器で炊いたご飯を何時間も保温状態にしておくことのリスクについてもご紹介します。

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炊飯器を24時間「保温」にした場合の電気代は?

まず、炊飯器でご飯を炊き、さらに24時間保温にした場合にかかる電気代を計算していきましょう。
 
電気代は「消費電力量(キロワットアワー)×電力料金単価(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安とする31円/キロワットアワー)」で計算します。
 
消費電力量は「消費電力×使用時間」で算出できるもので、商品によってカタログなどに記載されているので確認しておきましょう。例えば、炊飯時の消費電力量が1回219ワットアワーの炊飯器だと、キロワットに変換して「0.219キロワットアワー×31円/キロワットアワー」という計算になり、1回の炊飯で約6.8円の電気代がかかることが分かります。
 
この炊飯器は保温時の消費電力量が1時間あたり18.4ワットアワーなので、24時間保温した場合の電気代は「0.0184キロワットアワー×24時間×31円/キロワットアワー=約13.7円」です。炊飯時の電気代と合計すると、約20.5円となります。仮に毎日ご飯を炊いてそのまま24時間保温にしておくとすると、1ヶ月の電気代は約615円です。
 

冷凍ご飯を電子レンジで解凍する場合の電気代は?