4人家族で「カローラ」に乗ってるけど、子どもの成長で手狭に。親が2年乗った「ノア」を譲ってくれることになったけど、税金はかかる?
子どもたちの体が小さい頃は気にならなかった車のサイズも、成長につれ、手狭に感じるようになるかもしれません。そんなとき、これまでの車より大きなミニバンを親が譲ってくれることになればありがたいですよね。   広々とした車内と便利な機能に期待が膨らむ一方、忘れてはいけないのが「贈与税」の存在です。本記事では、2年落ちのトヨタ「ノア」をもらった際の贈与税について解説します。

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贈与税とは? 金銭以外の財産でも贈与税がかかる場合がある!

贈与税と聞くと、多額の現金や高価な財産に関係するものと思いがちです。しかし、実際には金銭以外の財産をもらう場合にも贈与税がかかります。
 
贈与税は、1月1日から12月31日までの1年間に受け取った財産の合計額が基礎控除額である110万円を超えると、その超過分に対して課税されます。したがって、譲ってもらう車の価値が110万円を超える場合、贈与税の対象になる可能性があるのです。
 

2年落ちのノアをもらった場合に贈与税はかかるのか?

2年落ちの「ノア」を親から譲ってもらう場合、贈与税はかかるのでしょうか? 今回はトヨタ認定中古車のサイトを参考に、ノアの価値を確認してみましょう。トヨタ認定中古車サイトで検索する条件は次のとおりとします。
 

【設定条件】

・車種:ノア
・年式:2021年~2022年

 
この条件で車両価格が低い順に検索すると、最も安いものでも159万8000円、支払総額は176万2000円でした(2024年12月末時点)。2年落ちのノアの価値は基礎控除額の110万円を超える可能性が高く、基本的には贈与税の対象となるでしょう。
 

贈与税を抑える方法

「親から譲ってもらうだけなのに税金がかかるなんて……」と感じるかもしれませんが、いくつかの工夫で贈与税を抑えることが可能です。
 

査定額が下がるのを待つ