◆160cm30kg、摂食障害で髪が抜けるほどの低体重に

まゆ姉
――SNSでの発信を見ていると摂食障害になったことがあるとのことですが、何歳のときに、なにがきっかけだったのでしょう?

まゆ姉:中学生のときに拒食症になって、その反動で高校生の時に過食症になりました。

最初に拒食症になったきっかけは本当に些細な“太った?”と言う友人の一言でした。当時周りには"太っている人をバカにする"人も多く、“デブはダメ”って考えが無意識的にあったんだと思います。だから、友人からの言葉を聞いた時に「自分なんてダメだ」「太ったら価値がなくなる」ってすごくショックを受けて…。

中学生だったので、全然知識がなくて、とりあえず「食べない」「倒れるほど動く」とかそういうのしか分からなかったんです。最初は揚げ物を減らして、次は炭水化物減らして…って少しずつ食べるものを減らしていったら、最終的にはガムを食べるのもなんか気になっちゃうぐらい、口に食べものを入れるのが怖くなってしまいました。

――ダイエットが加速しすぎてしまったんですね。

まゆ姉:「食べている姿は醜い」「細ければ細い方がいい」本当にもう美的感覚がおかしくなっていたんだと思います。当時は160cmくらいの身長で体重が30キロ代だったので、当然生理は止まるし、体温調節ができなくなってみんなが半袖で過ごしているのに、私は寒くて寒くてたまらなかったり、髪の毛が抜けたりと、健康にも被害が出てきていました。それでも、私は「髪の毛抜けたら体重減るじゃん」って思うほどだったんです。