介護・福祉事業を営むSMIRINGは、2025年春、有料老人ホーム/看護小規模多機能型居宅介護/訪問看護/就労継続支援B型(キッチンLABO:飲食事業)/放課後等デイサービス/駄菓子屋/工作室などが一つになった複合福祉施設「SOUP TOWN(スープタウン)」を、豊田市松平地区にオープンする。

3月に有料老人ホーム/看護小規模多機能型居宅介護/訪問看護、4月に就労継続支援B型/放課後等デイサービス/工作室がオープンする。

「スープタウン構想」について

SMIRINGは、介護・福祉事業を行う上で豊田市の松平・下山地区をホームタウンと位置づけている。この地域を中心に、多世代が支え合って暮らす、スープがさめないぐらいの、人と人の距離感がちょうどいい、そんなまちづくりを目指しているという。

自分たちが住み続けたくなる、あたたかく暮らしていける、歳を重ねても、障がいがあっても、地域の人々とともにSOUPな関係を築いていける地域をつくりたい、それが「スープタウン構想」だ。

「SOUP TOWN」は、その中心拠点施設として高齢・障がい・子ども各分野の介護・福祉サービスを複合的に備えるとともに、この地域での在宅生活を支えるため、地域に出向いて介護・福祉サービスを届けていく核としての機能を果たしていきたいと考えているという。

毎月1回「スープ会議」を実施


「スープタウン構想」が生まれた2021年から、「SOUP TOWN」がどんな拠点になったらいいか、どんな使い方をしてもらいたいか、この地域がどんなスープなまちになったらいいか、そのようなことを地域の人々と毎月話し合ってきたそう。それが「スープ会議」だ。全国で活躍するまちづくりのプロであるコミュニティデザイナーと一緒に、運営を行っている。


「スープ会議」は、毎月1回のペースで開催。これまでに40回以上実施し、述べ800名を超える人が参加してきた。会議は誰でも参加可能で、介護・福祉系のスタッフに限らず、地域で活躍するリーダー、農家、ママ、高校生、住職、商工会、消防団、行政職員など、多様な人と一緒にこれからの地域の未来について対話を重ねてきたという。オープン後も同じペースで開催していく予定だ。

ワクワクを生み出すスープタウンの「空間づくり」