◆1本1,200円の牛串を家族全員分だと!?

「そういうところの屋台って、地味に高いんですよね。長いフライドポテトが600円以上したり、ソーセージを挟んでちょっとキムチやらチーズやらをトッピングしただけのものが、800円だったり。私のいない間に勝手に買われてしまうことも多々で、正直『これがそんなに高いの?』と引いちゃいます」

 一人前ならともかく、家族全員分ともなれば、なかなかの金額になってしまうそうで……。

屋台の牛串
「前回の帰省のときなんて、小学5年生の長男が『牛串食べたい!』と言うので値段を見たら、1,200円もしたんです。屋台で500円を超えると、『え、ちょっと高いんじゃない?』と思うのは私だけでしょうか。

 値段をろくに確認せず、次男や夫まで『俺も俺も!』って。しかもみんな『ひとりで一本食べたい』と言ってのけるから、本当に困ります」

 友里さんが我慢したとしても、3人分で3,600円。さらに飲み物代を入れたら、一度の休憩で4,000円が一瞬で飛んでしまいます。

「義実家に着くまでに最低2回はサービスエリアに寄るので、おやつ代だけで7,000円を超えます。さらに途中の1回分の外食代を入れたら、片道の食事代で1万5千円くらいに。

 往復の高速代やガソリン代も含めると、一度の帰省でかかる金額が軽く5万円を超えるんです。実家が遠方にある方はもっと帰省代がかさむんでしょうが、共働きでも余裕のない我が家にとって、年に3~4度発生するこの出費は結構痛いんです……」

◆息子たちにも大好評! 散財を3分の1に抑えた“秘策”

 そこで思いついた“秘策”を駆使した結果、サービスエリアでの散財を3分の1に抑えることに成功したそう。その妙案とは?

非常食セット
「ずばり、賞味期限切れの“防災グッズ”です。災害時でも簡単に食べられるような、お湯さえあれば出来上がるアルファ米シリーズだったり、火も水も使わずに温かいカレーやシチュー、牛丼が食べられるセットなんかもあります。