たしかに大阪で暮らす身としても、大阪万博は現状、プロモーション不足が否めません。進行状況も遅れている印象があります。しかし、だからといって騒動の渦中にある松本さんを引っ張り出してくるような『賭け』は非現実的。それにもし、松本さんが大阪万博に姿を見せたら、そのインパクトが強すぎて、イベントの話題は吹っ飛んでしまいます。
大阪市にとって今回の万博は、長い年月と費用をかけた大勝負。そこに『松本人志』という情報を加えると、すべての進行が変わってしまう。さすがにそれはあり得ないだろうと感じます。なにより松本さんも吉本興業も、オファーがあっても引き受けないでしょう。そこまで空気が読めないとは思えません」
松本自身が「ダウンタウンチャンネル(仮)で復帰する」とぶち上げたのに、万博の開会式をきっかけに「しれっとテレビ復帰」という流れになれば、彼の美学にも反しそうだ。
中居の騒動が今後を左右する?
ただ、松本は先述のインタビューで「テレビへの決別だとか、反テレビだとか、そういうものではない」と強調し、地上波復帰への色気は隠さなかった。「いずれはテレビに」という気持ちはありそうだが、今月11日に「文春オンライン」(文藝春秋)が「中居正広が松本人志『恐怖のスイートルーム』飲み会に参加していた!」などと報じたことで松本の騒動が再びクローズアップされることになった。
中居は「地上波追放」になりかねず、引退危機までささやかれている。そうなってくると、松本のテレビ復帰も難しくなりそうだ。この状況について、田辺氏はこう解説する。
「松本さん自身は、中居さんの件はそこまで気にしていないのではないでしょうか。『このタイミングで復帰したい』『このタイミングでテレビ復帰できたら』という想定自体は、松本さん自身、ぶれることはない気がします。
ただ『テレビ復帰』が遠い場所にあることは変わりがありません。中居さんの飲み会同席報道がすべて事実だとして、中居さんがそのことも含めて芸能活動休止、もしくは芸能界引退を決断した場合、松本さんもさすがに『テレビ復帰』とは言っていられない。そう考えるとある意味、中居さんの立ち回りが松本さんの状況を左右する部分も出てくることになります」