▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
住宅ローン利用者の平均年収
年収600万円で住宅ローンの審査に落ちてしまった場合、自身の年収が少なすぎるせいでは?と考える人もいるかもしれません。
まずは、住宅ローン利用者は、年収いくらくらいの人が多いのか確認してみましょう。表1は、住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者の実態調査」を基に、住宅ローン利用者の世帯年収の割合を表したものです。
表1
世帯年収 | 割合 |
---|---|
400万円以下 | 6.8% |
400万円超~600万円以下 | 25.4% |
600万円超~800万円以下 | 26.3% |
800万円超~1000万円以下 | 19.5% |
1000万円超~1500万円以下 | 15.9% |
1500万円超 | 6.2% |
※住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」を基に筆者作成
「住宅ローン利用者の実態調査」によると、住宅ローンを組む人で最も割合の多い世帯年収が600万円超~800万円以下、次いで400万円超~600万円以下となっています。
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は459万5000円となっており、平均年収程度の人でも、十分住宅ローンを組めていることが分かります。このことから、年収600万円で住宅ローン審査に落ちたとしても、その原因は年収ではない可能性があるでしょう。