冬の朝は車のフロントガラスが凍結していることはありませんか? その場ですぐ溶かす簡単テクニックを紹介
冬の朝、車のフロントガラスの凍結に悩まされてはいないでしょうか?   本記事では、手軽で効果的な解凍方法と安全かつ経済的な予防策について、具体的な金額を示しながら解説していきます。あなたの状況に合った最適な対策で、今年の冬はストレスフリーなカーライフを送りましょう。

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なぜフロントガラスは凍結するの?

フロントガラスの凍結は、主に「放射冷却」と呼ばれる現象によって発生します。
 
放射冷却とは、夜間に地表から熱が宇宙空間へ放出され、地表付近の気温が下がる現象です。晴れて風の弱い夜間は特に放射冷却が起こりやすく、気温が氷点下まで低下すると、空気中に含まれる水蒸気が冷やされ霜となって、フロントガラスに付着します。この霜が凍結することで、フロントガラスが凍ってしまうのです。
 

簡単にできる凍結解消テクニック&コスト

ここでは、冬の朝に車のフロントガラスが凍ってしまった際、手軽に解消できる方法を3つ紹介します。それぞれのコスト、安全性、手間についても詳しくみていきましょう。
 

市販の解氷スプレー

市販の解氷スプレーは、手軽さと即効性が魅力のアイテムです。価格は、300~500ミリリットルで500~1000円程度です。スプレーをフロントガラスに直接噴射するだけで、数秒で氷が溶けて、視界が確保できるでしょう。
 
ただし、過剰に使用すると頻繁に購入する必要があり、コストがかさむ可能性があります。また、解氷成分が強力なため、使用後はガラス表面をしっかり拭き取り、スプレー液が塗装面やゴム部分に残らないように注意してください。
 

自作解氷スプレー

市販品の代替として、自宅で簡単に作れる解氷スプレーもおすすめです。エタノール2:水1の割合で混ぜるだけで作れます。無水エタノールは500ミリリットルで1200円程度ですが、燃料用であれば300円程度で入手できます。
 
アルコール濃度が高い場合、ゴム製品を傷める恐れがあるため注意が必要です。また、今回は無水エタノールで計算していますが、燃料用アルコールを使用すればさらに安く作成できます。その場合は、アルコール3:水1で混ぜましょう。ただし、燃料用アルコールは主に工業用として使われるため、取り扱いには注意が必要です。
 

ぬるま湯を入れた袋を押し当てる