24年12月11日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学に推薦で合格したことを宮内庁が発表。巷では「東京大学に進むのでは?」という臆測も流れていたが、国民的関心事となった騒動に決着がついた格好だ。ただし、合格後も難題は山積みだ。まずは通学。東京から茨城県まで、通学経路においてどう安全を確保するのかという新たな問題が浮上する。
「現時点ではどの報道も、自宅から通う方針だと伝えています。それは自宅から通わねばならない事情があるからです。悠仁さまがお住まいの秋篠宮邸は2016年に改修工事計画が持ち上がり、翌年に工事がスタート。予算は当初の予定から大きく膨らみ、約50億円もかかりました。しかも佳子さまは工事が完了した新居に住まず、工事期間中に住んだ“仮住まい”に留まったまま。多額の工事費に批判が集まったのに、今度は悠仁さまも出ていってしまうようでは、巨額の改修費への批判が再燃してしまうので、それは是が非でも避けたいでしょう」(皇室記者OB)
宮内庁としては“なるべく普通に”大学生活を送らせたい意向のようだが、セキュリティーンドを考えると現実的には無理な話。フリーランスの記者として長年、大学受験情報を取材してきたライターの金子則男氏は言う。
「筑波大学の学生は大多数が一人暮らし。自宅から通う学生は『宅通』と呼ばれ、それだけでもレアな存在です。近隣の寮やアパートに住み、電車の時間を気にすることなく遊んだり、互いの家を行き来したりしてキャンパスライフを楽しむのが筑波大生の醍醐味。一人暮らし組はファッションもラフで、サンダルにジャージの気楽なスタイルで授業を受ける者もいますが、宅通ではそれも無理です。
とはいっても悠仁さまが構内にある平砂や追越などの寮で暮らすなんてとても想像できませんし、近隣アパートに住むなんて、もっと想像できない。車で10分も走ればいくらでも土地があるので、『畑の中に一軒家を建てれば?』などという噂が地元では上がっているようです」(金子氏、以下同)