詐欺のターゲットは“高齢者”だけではない!?全年代が遭う「Gmail」や「Amazon」をプラットフォームとした詐欺被害の手口とは?
近年詐欺の手口は多様化・巧妙化しており、高齢者だけでなくインターネットを利用する全世代が詐欺に遭う可能性が高くなっています。   本記事ではある調査レポートを基に、日本での詐欺手口の現状と、詐欺にかからないための対策をご紹介します。

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詐欺被害が多いプラットフォームと特徴

Whoscall株式会社が発表した「日本の詐欺レポート2024」によると、日本で最も多く詐欺が行われている場として「Gmail(40%)」、次に「Amazon(28%)」があげられます。
 
さらに「Instagram(25%)」、「X(旧Twitter)(24%)」、「Facebook(22%)」など普段からなじみのあるソーシャルメディアを通しても詐欺が行われているようです。
 
詐欺師は利用者数の多いこれらのプラットフォームを悪用し、偽の投資広告や過度に安い商品を提示するショッピング詐欺などを行っています。
 
このことから、これまで詐欺被害に遭うのは高齢者が多いとされてきましたが、今やインターネットを利用するあらゆる世代が詐欺のターゲットにされていると考えられます。
 

どれくらいの人が詐欺にあっているのか?

同じくWhoscall株式会社によると、日本人の約71%が少なくとも月に1度は詐欺被害に遭っており、そのうち24%は毎日詐欺に遭遇していると報告されています。
 
さらに、2023年以降、1ヶ月あたりに遭遇する詐欺は8%増えており、AI技術の進化もあいまって詐欺の件数が増加していると考えられます。特に、AIで生成された詐欺メッセージを受け取ったと感じる人が40%にのぼるなど、技術の進歩が詐欺手口の巧妙化に寄与しているといえるでしょう。
 

主な詐欺手口