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マイナ保険証が使えない医療機関がある
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるオンライン資格確認について、令和5年4月から保険医療機関・薬局においてシステム導入が義務付けられ、令和6年8月時点で全体の約97%で導入されています。
しかし、システム導入が完了している医療機関でも、「オンライン資格確認ができない」「名前や住所などの情報が●印で表示される」などのトラブルがあったと報じられています。
全国保険医団体連合会が発表した「2024年5月以降のマイナ保険証トラブル調査」によると、約1万2700の医療機関のうち「マイナ保険証、オンライン資格確認のトラブル・不具合があった」と答えたのは全体の70.1%にも達しました。
その中で「カードリーダーの接続・認証エラー」が52.9%に上りました。ほかにも通信回線の不具合、サーバーダウンなどで数時間マイナ保険証での受付ができないなど、さまざまなトラブルが出ているようです。
このようなマイナ保険証によるトラブルは、従来の健康保険証を併用していれば解決できる問題も多いようで、約1万2700の医療機関のうち73.9%の医療機関が「保険証は残すべき」と回答しています。