妻からは「とにかく野球で結果を出していくしかないよね」と言われたと会見で明かした源田選手。野球経験のない妻からのこの言葉、なかなかに痛烈ではある。
◆不倫相手には一言もなしは、男としてどうなのだろうか
SNSでのふたりの文言も興味深い。
源田選手は「妻に辛く悲しい思いをさせてしまったことを深く反省しております」とした上で、「一部報道の内容とは異なりますが、本件について妻と直接話し合いを行い、夫婦共に前を向いて歩んでいく決意をいたしました」と表明している。
一部報道とは違うというのは、おそらく「弁護士と話してほしい」(『東スポWeb』1月7日記事より)の一件だろう。直接、夫婦で話し合ったことを強調しているが、脇見して浮気した側が「共に前を向いて歩んでいく」と言うか、とツッコミも入っている。
個人的に気になったのは、「不倫相手」へのことだ。こういう会見の場合、不倫相手は無視していいのかもしれないが、遠征先でも密会し、彼女との約束を守るために公の場で結婚指輪まで外してみせるほど入れ込んでいた(『週刊文春』12月26日号より)女性には一言もなしというのは、男としてどうなのだろうか。
妻さえ守れば、不倫相手は傷つけてもいいのだろうかとつい言いたくもなる。
妻と不倫相手、立場は違えど同じ人間である。両天秤(りょうてんびん)をかけたのは彼の問題であり、相手女性は彼を信じて待っていたかもしれない。その場合、その信頼は裏切ってもいいのか、妻の信頼さえ裏切らなければいいのかと言いたくもなる。
もちろん、もともと不倫などしなければいいだけの話なのだが、してしまったのは事実。当人と妻、当人と不倫相手、それぞれ話し合いがなされたのだろうが、不倫相手にもきちんと納得してもらったのかと気になってしまう。