1回のドライブでは大きな差ではないかもしれませんが、走行距離が伸びるにつれて節約できる燃料代は大きくなるでしょう。
 

急発進・急ブレーキは交通事故などのリスクにもつながる

燃費によくないというだけでなく、急発進や急ブレーキは交通事故などのリスクもあります。具体的には以下のようなリスクが挙げられます。

急発進

●天候不順のときはスリップしやすい
●乗員の体に大きな負荷がかかる

急ブレーキ

●天候不順のときはスリップしやすい
●後続車が追突するおそれが大きくなる
●乗車している人に負担がかかる

一般的に、急発進や急ブレーキをするとコントロールが失われやすいでしょう。事故回避や乗員への負担軽減の観点からも、急発進や急ブレーキを避ける方が賢明です。
 

燃費改善&安全運転に寄与する運転の仕方

少しでも燃費を改善し、かつ安全な方法で運転するために、日々のドライブシーンで心がけるべきポイントがいくつかあります。
 
ゆるやかに発進したりエンジンブレーキを使ったりするほかに、前述の環境省「デコ活」が推奨している運転方法をいくつかご紹介します。
 

・車間距離に余裕を持つ

車間距離が短いと、急ブレーキの頻度も多くなるでしょう。十分に車間距離を取れば一定速度で走りやすく、追突リスクも低くなります。
 

・タイヤの空気圧を点検・整備する

タイヤの空気圧が適正でないと、市街地で約2%、郊外で約4%の燃費悪化が予想されます。また空気圧が低いとタイヤの破裂を招くおそれがあり危険です。適正値をチェックして十分な空気を入れるようにしましょう。
 

急発進・急ブレーキは燃費に悪く事故リスクもある

急発進や急ブレーキは燃費を悪化させるおそれがある行為です。逆にゆるやかに発進したり、エンジンブレーキを利かせて減速したりすると、燃料の節約につながります。
 
急発進と急ブレーキは交通事故などのリスクもあります。経済的な観点からも安全運転の観点からも、避けるようにしましょう。
 

出典