5年前にビットコインを「10万円分」買っていた友人。大統領選挙後の暴騰で「100万円」くらいになったと話していたけど、老後資金として「ビットコイン」に投資するのはアリですか?
アメリカの大統領選挙後に暴騰したことで話題になった「ビットコイン」。2024年12月時点で史上最高値を更新しており、投資対象として興味を持っている人もいるでしょう。   「億り人」という言葉が生まれたほどお金を稼げるイメージが強いビットコインですが、長期投資には向いているのでしょうか? 本記事では、ビットコインが大統領選挙後に値上がりした理由や値動きの特徴などについて解説します。

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なぜビットコインは大統領選挙後に値上がりした?

2024年11月にアメリカで大統領選挙が行われ、ドナルド・トランプ氏が当選確実となるやビットコインが急激に値上がりしました。11月の初旬に1ビットコインあたり1000万円前後だったところ、12月の初めには1400万円台にまで値上がりしています。
 
ビットコイン高騰の原因の1つは、トランプ氏が暗号資産に対して好意的な態度を示していたことです。例えば、トランプ氏は選挙前から暗号資産に対して厳しい姿勢を取る証券取引委員会の委員長を解任すると宣言していました。
 
規制緩和への期待感が強まったことで、ビットコインが急激に値上がりしたと考えられます。2024年12月15日には1ビットコインあたり1600万円を突破するなど、高値を維持しています。
 

ビットコインの値動きの特徴

ビットコインの値動きで特徴的なのは、需要によって大きく動くという点です。みんながビットコインを欲しがっているときに価格は上昇し、そうでないときには価格が下がるという傾向があります。
 
アメリカ大統領選の例では、トランプ氏が暗号資産の規制緩和に意欲的であったという「期待感」によって値上がりしています。まだ具体的な政策は行われていないにもかかわらず、期待感によってみんながビットコインを欲しがったために高騰したのです。
 
また、ビットコインの供給量が減る場合にも価格は上昇します。ビットコインには「半減期」という供給量を抑える仕組みがあり、半減期の前後にビットコインの価格は高くなる傾向にあります。
 

ビットコインは長期投資に向いている?