さらに佐々木アナからある日、こういわれたという。
「Aさんには、このことを相談してないからね」
X子は文春の記者にこういった。
「それを聞いて『なぜ言わないんだよ。言えよ』って思いました」
文春はこの「3悪人」に取材しているが、佐々木アナはこういったという。
――中居さんとX子さんのトラブルについて。
「もちろん、どういう内容かは存じ上げてますけど、私はこの電話で答えられることはないので、大変申し訳ございません」
他の2人も何も答えなかった。
ここで私の推測だが、X子はボカシてあるが、フジテレビのアナウンサーか何か、フジの内部の人間だと思われる。そうでなくては、事件当日にフジの人間に相談に行くことはないだろう。
佐々木らの取材がいつ行われたのかはわからないが、フジが「Aは自社の人間ではない」と声明文を出した後ならば、佐々木は「私は何も知らないし聞いていない」と全面否定するはずだが、「内容を存じている」といっている。ということはフジの内部の人間が全く関わっていないというフジ側のいい分は「嘘」だということになるはずである。
X子はこの件を境にPTSDになり、入院したという。そこで警視庁に被害届を出すことを考えたが、示談交渉をすることになり、中居側が9000万円という莫大な解決金を払うことで合意したそうだ。
それには「このことを一切口外しないこと」という条件もあり、お互いが合意したのだろうが、それを破ってさえもX子が中居やフジのAを「許せない」と告白したのはなぜなのか?
各テレビ局はこの報道を受けて、中居の番組を差し替えたり休止にしたりと大慌てである。自社の社員は関わっていないとしているフジテレビも同様である。
松本人志の「女性上納システム」と同じようなものが、中居正広の場合、フジテレビの人間がやっていたということになるのではないか。
このようなことはフジ一社だけではなく、他のテレビ局でも同様のことが行われていたのではないか。そう思ってしまうのは当然である。