60歳で定年したら「短期アルバイト」を始めようと思います。旅をしながら働ける「おてつたび」が気になりますが、どのような働き方なのでしょうか?
旅行といえば、観光やグルメを楽しむイメージが強い方がほとんどではないでしょうか。実際、旅行は娯楽・趣味で行くケースが多い傾向がありますが、近年は旅をしながら働く方もいるようです。   特にシニア世代に増加している働き方で、新たな経験や地元住民との出会いなどが期待できます。しかし、「旅先で働く」ことにイメージがつかない方もいるはずです。   そこで今回は、旅をしながら働く方法について、シニア世代に増えている理由とメリットもあわせてご紹介します。

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「おてつたび」とは

おてつたびとは、旅をしながらお手伝い(短期アルバイト)ができる人材マッチングサービスです。現地までの交通費は自己負担ですが、宿泊先などは基本的に無料で提供してもらえるため、費用をおさえて旅行ができます。
 
お手伝いの種類は豊富にあり、宿の掃除や配膳などの仕事以外にも旅行先の農業や漁業に携わる場合もあります。事前に公式サイトで仕事を選べるため、自分が気になるお手伝いに挑戦できる点も特徴です。
 
会員登録をすれば誰でも簡単に仕事に応募できるため、若い世代から、仕事を退職したシニア世代まで、幅広い層が活用できる人材マッチングサービスです。
 

シニア世代が「おてつたび」を利用する理由は?

株式会社おてつたびによると、50歳以上の利用者数は2021年が8%だったのに対し、2024年では26%と3年間で18%増加しています。同社のアンケート調査によると、50歳以上の方が「おてつたび」を利用する理由は以下のようなものが挙げられています。


・日本各地、いろんな地域に行ってみたい
・新しい経験がしたい
・旅行や温泉が好きだから
・滞在費や旅費を節約できる
・人との出会い、交友関係が広げられる

50代以降は、子育てや仕事などがある程度落ち着いて自由に過ごせる方も増えるため、中には旅行に行きたいと考える方もいるでしょう。
 
そこで、おてつたびを利用すれば、働きながら旅行ができるだけでなく、原則として宿泊費も発生しません。そのため、旅費の自己負担額がおさえられ、より多く旅行できたり観光地を巡ったりできるでしょう。
 
また、おてつたびを利用すると、地域住民との出会いや普段体験できないような仕事なども経験できるというメリットがあります。
 

旅先でアルバイトをするとどのくらい旅費を節約できる?