今回、岩⼿県を拠点にする両社のコラボレーションにより、新たに「choco nanbu MAGIC」が誕生した。開発に至った背景には、“個性から⽣まれる魅⼒”という共通点がある。
商品には正規品とは別にはじかれる不揃いな南部せんべいを活⽤しているが、割れや⽋けがあっても品質は変わらない。
また、2018年にグッドデザイン賞を受賞したモールド、つまり型を使用。モールドに刻まれた幾何学模様と、ヘラルボニーの契約作家である⼋重樫季良(やえがしきよし)⽒の個性溢れるアートが、美しい調和を醸し出している。
伝統とアートが融合したチョコレート
「choco nanbu MAGIC」は、東北の伝統的な食と異彩を放つアートが出会って生まれた特別な商品だ。
チョコレートはGreenCacaoを100%使⽤しており、ブラジルのトメアスー地⽅にある森林を維持する活動に繋げている。
また、不揃いな南部せんべいのクラッシュとともに、ストロベリーやラズベリー、パッションフルーツのフリーズドライをトッピングし、⾊鮮やかに仕上げた。
チョコレートを包み込む⽸のパッケージには、岩⼿県北上市出⾝の作家・⼋重樫季良⽒の未発表アート『(無題)』を起⽤。こちらは⼋重樫氏の没後、初めて発表される作品とのこと。
⾊鮮やかな絵の中で⽬を引く、四⾓や丸の⽩い空間。⼀⾒抽象的な幾何学パターンを描いたように⾒えるが、作家自身のアレンジによって描かれた建築物や乗り物だと知ったら多くの⼈が驚くだろう。
⼦どもの頃、⼋重樫氏は誰に習うことなく独創でこの表現様式を生み出した。以来、半世紀余りにわたってただ⼀つの⼿法で創作し続け、その作品数は数百点に及ぶとされる。
⽸は、ペンケースや⼩物⼊れとしても活用できそうだ。
「choco nanbu MAGIC」は3,000個の数量限定となっており、価格は2,980円(税込)。