小学生の娘に「月500円」のお小遣いをあげてるけど、ママ友に「今だと何も買えないよ」と言われた! 最近の「インフレ」も考えると、子どものお小遣いは上げるべきなの?
自分が小学生だった頃、お小遣いはいくらでしたか? 中には「自分は500円だったから」と、子どもにも同じ金額をあげている人もいるのではないでしょうか。しかし物価の上がり続ける昨今、「500円ではなにも買えない」という意見もあるでしょう。同世代の子を持つママ友からそのように言われると、もっとお小遣いを増やすべきか悩んでしまうかもしれません。   本記事では子どもの適正なお小遣い額はどのくらいなのかと同時に、物価の変化や現代の金銭感覚との違いを考えてみましょう。

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現代のお小遣い相場はいくら?

現代の小学生のお小遣い事情は、年齢や学年によって異なります。例えば、金融広報調査委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、小学1・2年生で月平均2213円、小学3・4年生で同1751円、小学5・6年生で2054円となっています。
 
ただ、定期的にお小遣いを渡しているという家庭ばかりではないようです。「お金の使い方調査隊」を運営する株式会社ビズヒットが2023年に実施したアンケートの結果によると、小学生でお小遣い定額制が39.2%、お手伝いをしたときなどに与える報酬制が26.9%、必要なときに渡す都度制が11.7%となっていました。各家庭の事情や教育方針によって金額はまちまちですが、子どもが不自由しない程度の額を意識しているケースが多いことがうかがえます。
 

インフレがもたらす影響と適正な金額とは

近年、インフレによる物価上昇が私たちの生活に大きな影響を与えています。例えば、同じ駄菓子でも、数十年前には10円だったものが現在では20円や30円に値上がりしていることがあります。このような変化は、お小遣いの実質的な価値を下げ、同じ金額では昔ほど多くのものを買えなくなっていることを意味します。つまり、お小遣いの額を見直す際にはインフレ率をある程度考慮する必要があるといえるでしょう。
 
では、お小遣いの金額は、どう決めるのがいいのでしょうか。例えば、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。