「浴室暖房乾燥機」と「ファンヒーター」では、どちらの電気代が安い? ヒートショック対策もあわせて解説
寒い季節になるとよく聞くヒートショックですが、それを防ぐための対策では、部屋の温度差をなくすことが重要です。 しかし、浴室暖房乾燥機やファンヒーターが家にあっても、電気代が気になって、浴室暖房乾燥機の暖房機能を使わない人、脱衣所は服を脱ぎ着するだけだから暖房はいらないと思う人もいるのではないでしょうか。   本記事では、ヒートショック対策に浴室暖房乾燥機とファンヒーターのどちらの電気代が安くなるのかを解説します。

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ヒートショック対策におすすめな浴室暖房乾燥機やファンヒーターとは?

浴室暖房乾燥機やファンヒーターは、浴室や脱衣所を暖めることができ、ヒートショック対策にピッタリです。入浴前に浴室や脱衣所を暖めておくと、ヒートショックになりにくいのです。浴室暖房乾燥機とファンヒーターは、特徴が異なり、それぞれメリット・デメリットがあります。
 

浴室暖房乾燥機のメリット・デメリット

浴室暖房乾燥機は、浴室を暖めることができる点に加え、浴室内のカビを防げるところもメリットです。フィルターの掃除の手入れが必要な点はデメリットだといえるでしょう。
 

ファンヒーターのメリット・デメリット

ファンヒーターは、温風を室内に放出して暖めるものです。ファンヒーターは、コンパクトであり、狭い場所への設置が可能な点が魅力的です。
 
ファンヒーターは、前面方向を暖めるのが特徴的で、部屋全体を暖めるのは難しい点がデメリットになります。
 

浴室暖房乾燥機とファンヒーターの費用を比較

電気代を節約したい人にとって、浴室暖房乾燥機とファンヒーターのどちらを使うのがいいのか気になる人もいるでしょう。
 
浴室暖房乾燥機とファンヒーターをそれぞれ1時間使用したときのコストを比較します。
 
浴室暖房乾燥機の電気代は、LIXILの「電気式換気乾燥暖房機UFD-111A」だと強暖房で1時間稼働した場合、約39円です。毎日1時間ずつ1週間稼働すると約273円、1ヶ月(4週間)稼働すると約1092円かかる計算になります。
 
次に、ファンヒーターの電気代を計算していきます。ファンヒーターには、さまざまな種類がありますが、セラミックファンヒーターを1時間稼働させたときの電気代を見ていきましょう。
セラミックファンヒーターの電気代は、山善の「セラミックファンヒーター(HF-L122)」だと、1時間稼働した場合、約37円です。毎日1時間ずつ1週間稼働すると約259円で、1ヶ月(4週間)稼働すると約1036円かかる計算になります。
 
浴室暖房乾燥機とセラミックファンヒーターの電気代を比較すると、1時間あたりの差は約2円です。セラミックファンヒーターのほうが安く、1ヶ月だと約56円の差があります。
 

ヒートショックを防ぐ方法