この調査から、電力会社によって電気代には大きな差があることが分かります。例えば関西電力と北海道電力では2819円、四国電力とは2191円の違いが見られます。
地域別の電気料金の平均
総務省統計局が公表した「家計調査(家計収支編)2023年」によると、地域別における二人以上世帯の平均電気代は、図表1のとおりです。
【図表1】
地域 | 電気代 |
---|---|
全国平均 | 1万2265円 |
北海道地方 | 1万3059円 |
東北地方 | 1万5020円 |
関東地方 | 1万1876円 |
北陸地方 | 1万5992円 |
東海地方 | 1万2316円 |
近畿地方 | 1万1088円 |
中国地方 | 1万4331円 |
四国地方 | 1万3359円 |
九州地方 | 1万605円 |
沖縄地方 | 1万962円 |
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)2023年」をもとに筆者が作成
大手電力会社の電気料金と同様に、関西、九州、沖縄地方では電気代が比較的低い傾向が見られます。一方で、東北、北陸、北海道、中国、四国地方などでは、全国平均と比べても電気代が高い傾向となっています。
電気料金を節約するポイント
日常生活で少し工夫や見直しをするだけで、電気料金を削減できる可能性があります。電気料金を節約するためのポイントは、以下のとおりです。
・契約しているアンペア数を見直す
・新電力会社への乗り換えを検討する
・暖房器具や家電製品の使用方法を見直す
電気料金は契約しているアンペア数によって基本料金が異なるため、まずは現在のアンペア数が適切かどうかを確認しましょう。使用電力とアンペア数を見直し、必要以上の契約になっている場合はアンペア数を下げることで、電気料金を削減できる可能性があります。
さらに、新電力会社への切り替えや他の料金プランを検討することで、電気料金が下がるケースもあります。
また、暖房器具や家電製品の使い方を工夫するのもおすすめです。例えば、経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、エアコン(暖房)の設定温度が20度の場合、使用時間を1日1時間短縮するだけで、年間約1260円の節約が可能です。