環境省によると、暖房時の温度設定を1度低くすると消費電力を約10%抑えられるようです。そうなると温度設定を1度高くすると約10%消費電力が増えることになります。
エアコンを「25度」に設定した場合の電気代は、前項の「20度」の場合と比較すると約60%消費電力が増加する計算になるため、以下のとおりとなります。
1日あたりの電気代=約117円×160%=約187円
冬の3ヶ月(12~2月)利用した場合の電気代=187円×90日=約1万6830円
なお、以上の試算についてはエアコンの消費電力により変化しますので、あくまで参考としてください。
電気毛布の一般的な電気代
電気毛布についても冬の3ヶ月(12~2月)に、1日8時間、暖房運転した場合の電気代を計算してみます。電気毛布もエアコン同様、製品により異なりますが、一般的な電気毛布の消費電力は50W程度です。
1日あたりの電気代=0.05(キロワットアワー)×31(円/キロワットアワー)×8(時間)=約12円
冬の3ヶ月(12~2月)利用した場合の電気代=約12円×90日=約1080円
「エアコンを25度にした場合」と「エアコンを20度にして電気ひざ掛けを利用した場合」とで、電気代を比較
冬の3ヶ月(12~2月)に1日8時間運転した場合の電気代計算結果をまとめると次のようになります。「エアコンを25度にした場合」は約1万6830円です。
一方、「エアコンを20度にして電気ひざ掛けを利用した場合」は約1万530円+約1080円=約1万1610円です。後者のほうが電気代は安くなるという結果でした。
まとめ
「エアコンを20度にして電気ひざ掛けを利用した場合」の方が、「エアコンを25度にした場合」よりも電気代が安くなるようです。家族の人数などによるところですが、電気代の節約を考えれば、電気ひざ掛けの利用を検討してみてもよいかもしれません。