エアコンは「25度」と「20度+電気ひざ掛け」なら、どっちが節約になる? それぞれの電気代を比較
一般的にエアコンの設定温度は低いほうが節約になりますが、温度を下げすぎると寒いですよね。電気代を節約しつつ寒い冬でも快適に過ごすために、エアコンの設定温度は低めにして、電気ひざ掛け(電気毛布)を使っているという人もいるかもしれません。   では別の電気製品を併用して暖をとる方法は、エアコンの設定温度を高めにするよりも節約になるのでしょうか。本記事では「エアコンを25度にした場合」と「エアコンを20度にして電気ひざ掛けを利用した場合」とで、電気代を比較します。ぜひ参考にしてみてください。

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エアコンの一般的な電気代

エアコンの暖房機能を特によく使う冬の3ヶ月(12~2月)に、1日8時間、暖房運転した場合の電気代を計算してみます。
電気代については以下のように計算します。
 
電気代=消費電力量(キロワットアワー/年)×料金単価(円/キロワットアワー)
 
消費電力量については、2023年1月に発売された大手家電メーカーの6~9畳用壁掛け型エアコン(定格能力2.2キロワットアワー、消費電力0.47キロアットアワー)を用います。
 
料金単価は小売電気事業者により異なるため、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出する現在の目安単価「31円/キロワットアワー(税込)」を計算に利用します。
 

エアコンを20度にした場合

前項で記載した数値を用いて、冬の3ヶ月(12~2月)に、1日8時間エアコンを20度にして暖房運転した場合の電気代は下記の通りです。
 
1日あたりの電気代=0.47(キロワットアワー)×31(円/キロワットアワー)×8(時間)=約117円
冬の3ヶ月(12~2月)利用した場合の電気代=117円×90日=約1万530円

※日数は2024年12月~2025年2月を想定
 

エアコンを25度にした場合